【プレイレポ】「スーパーマリオラン」は間違いなく「マリオ」の血を引き継いでいる | RBB TODAY

【プレイレポ】「スーパーマリオラン」は間違いなく「マリオ」の血を引き継いでいる

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【プレイレポ】『スーパーマリオラン』はスマホでも間違いなく「マリオ」の血を引き継いでいる
【プレイレポ】『スーパーマリオラン』はスマホでも間違いなく「マリオ」の血を引き継いでいる 全 15 枚
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任天堂の初となるスマートフォン向け本格ゲームタイトルということで注目を集めている『スーパーマリオラン』。いよいよ2016年12月16日深夜にiOS版が配信され、マリオを走らせている人々も既にたくさんいるようです。

『スーパーマリオラン』は、走り続けるマリオをタップで操作し、敵や障害物を避けながらゴールを目指していくというアクションゲームです。いわゆる「ランアクション」や「ラン&ジャンプ系ゲーム」というジャンルに近いですが、「ジャンプアクション」と呼びたいところです。


これまで家庭用ゲーム機で登場していた『スーパーマリオ』がスマートフォンに進出し、しかも自分で動かしていたマリオが自動で進むようになったのです。はたしてこれがどう作用するのか、昔からのゲーマーも、あまりマリオのことを知らないゲーマーにとっても、気になるところでしょう。

◆ゲームシステム
本作のモードは、ステージをクリアしていく「ワールドツアー」、ほかのプレイヤーの記録と対戦する「キノピオラリー」、そしてキノコ王国を飾り立てる「王国づくり」の3つに別れています。

■ワールドツアー
ワールドツアーでは、クッパにさらわれたピーチ姫を助けるため、全6ワールド(24コース)のクリアを目指していきます。なお、無料版では1-3まで遊ぶことが可能です。


マリオはこれまでと違い、小さな段差なら自動で飛び越えるうえ、さらにはクリボーやノコノコなど触れても問題ない敵ならば乗り越えることが可能。このため難易度はかなり低いと思ったのですが……。

それはまったくの逆で、“一方向へ進み続けるマリオをいつジャンプさせるか”という駆け引きが重要になっています。うっかりジャンプしてしまえば敵に当たってしまいますし、あるいは「ピンクコイン」を取り逃すことも。


とはいえ、ミスをしたら即終了ということはありません。本作には「シャボン」というアイテムが用意されているため、うっかり落ちたりやられたりしても復帰が可能。また、アイテムを取りに戻るためにも使うことができます。


先ほど触れたピンクコインも、このモードでは重要な要素です。このコインは収集品になっており、すべて集めるとボーナスがもらえるうえ「パープルコイン」が登場、さらにそれもすべて集めると「ブラックコイン」が登場します。ふつうにクリアするだけならそこまで難しいというほどではないですが、これを目指すと途端にやりごたえが出てくることでしょう。

■キノピオラリー
キノピオラリーは、いわゆる非同期型の対人戦モードです。インターネット上の他プレイヤーもしくはフレンドのゴーストと同じコースを走り、よりコインを多く集め、よりキノピオたちを盛り上げたほうが勝者となります。


はじめはのんびり走っているだけで十分楽しめますが、次第にうまくなっていくとすごい世界が見えてきます。ノーミスでクリアするのみならず、コインを稼ぐため「コインラッシュモード」をいつ発動するか計算したり、どのキャラクターを使うかなど、うまくなればなるほどより奥深くなっていくのです。


そして、このモードで勝利すると王国のキノピオが増える特典も。これは後述のモードで役に立つのですが、逆に負けてしまうとキノピオが王国を去ってしまうため、勝負に張り合いが出てきます。

■王国づくり
王国づくりでは自由にキノコ王国を飾り立てることができるだけでなく、他のモードに役立つ要素が用意されています。


キノピオが増えるとさまざまな建物が作れるようになるのですが、その中には「ルイージ」「ヨッシー」をプレイアブルキャラとして使えるようになる家があったり、スペシャルコースに挑戦できるようになるものも存在します。

◆マリオがマリオであるためには

ところで、『スーパーマリオ』シリーズにおける“マリオらしさ”とはなんでしょうか? マリオやピーチ姫などのキャラクターの存在? クッパなどと戦うこと? 答えはいろいろあると思いますが、そのひとつは「アクションを習熟すること」だと筆者は考えます。

ファミリーコンピュータの『スーパーマリオブラザーズ』を今になって遊ぶと、実は意外と難しいことがわかります。マリオの動きには独特の慣性があり、これに慣れるまでにはうっかりクリボーにぶつかることも不思議ではないのです。


しかし、だんだんとマリオを制御できるようになり、一気にステージを駆け抜けることができるようになると快感を覚えることができます。この「マリオをうまく操り、コースを攻略する」いうシンプルにも見える要素こそ、30年以上も続く『スーパーマリオ』の源なのではないでしょうか。

『スーパーマリオラン』の基本的な操作はジャンプのみですが、いかにマリオを華麗に操作するかという部分はまったく変わりません。もちろんカジュアルに遊ぶことも可能である一方、コイン集めや対人戦といったやりこみ要素まであり、プレイヤーが求めさえすればどこまでも応えてくれるアクションゲームとなっています。


正直なところ、スマートフォンで『スーパーマリオ』の新作が出るということに不安を感じていたのですが、それはまったくの杞憂であることを思い知らされました。家庭用ゲーム機を触れたことがないという人にも「マリオ」の魅力が届くことを期待しています。

◆◆◆ ◆◆◆ ◆◆◆
iOS版『スーパーマリオラン』は配信中。価格は1,200円(税込)で、一部プレイ無料です。

Android版『スーパーマリオラン』の配信時期は未定です。


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《すしし@INSIDE》

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