椎名林檎プロデュース!林原めぐみが着物で歌う「昭和元禄落語心中」OPテーマMV! | RBB TODAY

椎名林檎プロデュース!林原めぐみが着物で歌う「昭和元禄落語心中」OPテーマMV!

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椎名林檎プロデュース!林原めぐみが着物で歌う「昭和元禄落語心中」OPテーマMV!
椎名林檎プロデュース!林原めぐみが着物で歌う「昭和元禄落語心中」OPテーマMV! 全 6 枚
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 Mアニメ「昭和元禄落語心中-助六再び篇-」(雲田はるこ原作)のオープニングテーマとなっている林原めぐみの新曲『今際の死神』のジャケット、アーティストビジュアルとMVが公開された。

 『今際の死神』は、作詞作曲からジャケットまで全面的なプロデュースを椎名林檎が手掛けている。林原はアニメの中で、愛を求め続けながらも非業の死を遂げた重要人物“みよ吉”を演じており、『今際の死神』は、この“みよ吉”の最期の心情や、物語にも度々登場する古典落語の名作「死神」の一節を感じさせる仕上がりとなっている。

 そして、今回初公開となったビジュアルも、楽曲の世界観と同様、終末へと向かうかのような儚い美しさを切り取ったものとなっている。 また、同じく椎名林檎が作詞作曲を手掛けるカップリング曲『命の息吹き』は、軽快なピアノのリズムと共に小鳥の囀りのようなフルートの音色が恋の始まりを感じさせ、まるで、愛しい人と出会った“みよ吉”の心情を彷彿とさせる楽曲となっている。

 『今際の死神』のMVは、サカナクションや水曜日のカンパネラなどのアーティストの MVを手掛け、数々の受賞経験を持つ気鋭の映像作家・山田智和が監督を務めた。ハイスピードカメラで倍速撮影された素材を楽曲に合わせて3 分ジャストで再構成することで、独特な息遣いと風合いを醸し出しており、霧の中の風景をゆっくりと進む1人の女性(林原)の姿から、現実と非現実、生死の境界線を漂うような危うさや儚さが感じられる映像となっている。

 林原めぐみと椎名林檎は、本作にかける思いを以下のようにコメントしている。

●椎名林檎コメント
 「この一年あっちゅう間でしたね。2017いかがお過ごしでしょうか。みなさまの新しい年に乾杯!
 林原めぐみ女史が命を吹き込まれた、みよ吉という女の人生には、いろいろな場面があったようです。その真っ直ぐさが、時として危なっかしく恐ろしく感ぜられましたし、わたしには愛おしかったです。雲田はるこ先生がみよ吉に特に語らせておられない沈黙の内にもドラマが滲み出ている気が致します。見初め(命の息吹き)、道行き(薄ら氷心中)、蜜月(我れは梔子)、黄泉(今際の死神)などなど。
 オープニングにお使いいただいた二曲に関してはいずれも時計仕掛けの三分尺ぴったりに書きました。ウッドベースがそれぞれ一秒あたり、四歩ランニングするもの、三歩ランニングするものとあります。それぞれ違う誰かの何らかの最期を描くためです。この製作陣の気迫ごと刻み込みたいと思いました。めぐみ女史の銘演を以て完成したこの四曲。今後何かと引っ張り出して聴き返すことになりそうです。
 みなさまにとっても、そんな記憶になってくれますように。勿論カップ麺のタイマーとしてもどうぞ。」

●林原めぐみコメント
 「『はじめまして』から 1 年が経ちました。再びのご縁、感謝至極。他人(初対面の人)との距離を縮めるものは…、言葉数ではないと痛感するヒタヒタとした麗しい現場でありました。マイク前にて第一声を発するまでの心地良い緊張。決めごとのない「自由さ」への恐怖。そして的確な懇願(ディレクション)。それはあまりに甘いもの。攻め込んでくるかのような旋律を全身で感じながら数多(あまた)の楽器たちの音霊(おとだま)に身を委ねる。お互いの感謝が絡まりあい生まれてくる情念は漂いながらも辿り着く場所をしっかりと持っている。そこへ行くべく歌っているのにいつのまにか終焉を迎えたくないという「執着」を纏(まと)っておりました。3 分の幕が降りた時、嗚呼、終わってしまった。嗚呼、歌ってしまった。嗚呼、手放さなくては…。そして、「女(みよ吉)」で良かった。と…。とはゆえ、ちょっとやそっとでは手放せない「執着」とともに林檎嬢が彩ってくれた「うたう」路の有難味を再び皆様にお届けできることを嬉しく思います。お見事な 3 分構成の世界。悔いの無きように、しっかりと生きました。いや、逝きました?(笑)どちらにせよ落語心中本編ともども御ひいきご鞭撻のほどを…。
 追伸 親愛なる林檎さま
私の好きな「どん○衛」は、できあがるのに 5 分かかります。次回は 5 分で、お願いね

 『今際の死神』シングルCDは税別1200円で2月22日に発売される。

《築島 渉》

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