市川猿之助、「二月花形歌舞伎」で宙乗り豆まき
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「二月花形歌舞伎」では、名作「男の花道」(昼の部)「雪之丞変化」(夜の部)が、エンターテインメント性たっぷりに現代に蘇っているほか、猿之助の演出による新作舞踊「艶姿澤瀉祭」(昼の部)も上演された。スーパー歌舞伎II「ワンピース」に続き、2度目の歌舞伎挑戦となる俳優の平岳大が出演している点にも注目だ。
「艶姿澤瀉祭」では、平岳大がバラの花を手に、得意とするフラメンコを披露するなど、多様な演出が行われたほか、演目終盤では豆まきのサプライズも。宙乗りで豆まきというのは博多座初のことで、市川猿之助が客席上を斜めに横切る「斜め宙乗り」で劇場の隅々まで豆をまき、1,400人の観客に福を呼び込んで、会場を興奮の渦に巻き込んだ。
主演の市川猿之助は、同じ九州で起きた熊本地震の復興を気遣い、「復興にはまだまだ時間がかかると思いますが」とした上で、「またこうして博多座への出演が叶い嬉しく思っています」とコメント。また、平岳大は、「豆まきも含めて、お客様に喜んでいただけたようでホッとしています。」と公演の成功を喜んだ。「二月花形歌舞伎」は、26日まで行われる。
《KT》
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