松任谷由実、恒例のリゾートライブSURF&SNOW in Naebaをスタート!
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今年で37回目の冬を迎える、エンターテインメント界の冬の風物詩ともいえる同ライブだが、今年のテーマは「花」。突如、地球の内側に咲き誇る巨大花、灼熱のステージが出現するなど、壮大なものとなっている。
オープニングは、今回のテーマにふさわしく、時空を超えた旅へ誘う名曲「Glory Birdland 」よりスタート。花にちなんだ曲として、1975年発売アルバム「COBALT HOUR」収録曲である「花紀行」から、昨年リリースの最新アルバム「宇宙図書館」収録の夏を舞台にした「Sillage~シアージュ 」と、新旧織り交ざった選曲、そして"今、何処にいるのか"季節さえも忘れてさせてしまうような、鮮やかな演出で会場を魅了した。
注目の衣装だが、今年も個性際立つ3ポーズが登場。地底に住むネイティブをイメージしたエキゾチックなムード漂うドレス、美しくも不思議な昆虫のマエストロをテーマにした玉虫色のモーニングと、ユーミンでなくては着こなせない衣装が、更にステージを華やかに彩っている。
ライブ中盤では恒例となっている「苗場名物リクエストコーナー」で盛り上げ、ステージは後半戦へと突入。後半戦は、昨年7月に他界した、ユーミンのバンドメンバーとして30年以上活躍していたギタリスト・中川雅也さんのために選曲した楽曲を披露。1994年発売シングル「Hello,my friend」のカップリングとして対になっている、亡くした友を想う「Good-bye friend」等、苗場のステージでも数々の思い出をともにした盟友を想う気持を、曲に託して届けていった。中でも、苗場には欠かせない「BLIZZARD」では、故人が担当していたギターソロの過去のデータを用い演奏。天国にいる仲間と楽曲を通じてステージをともにするといった、音楽の力を改めて感じることが出来る演奏となった。
本公演は、約2時間半弱、リクエストコーナー、アンコール含め全23曲を披露。2月20日の最終公演まで全8公演行われる。なお、3月からは、超ロングランの全国ツアー「松任谷由実 コンサートツアー 宇宙図書館2016-2017」が再開されるほか、12月からは「ユーミン×帝劇」の舞台が3年ぶりに行われることが決まっている。
《KT》
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