タクシーメーターをIoT化する…アフロがCeBITに出展予定
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
タクシーメーターは、経産省が指定する「特定計量器」として、料金計算のもととなる料金表ファイルを物理的に封印されている。そのため料金を改定する場合は、相応の実作業コストが発生し、市場動向に合わせた柔軟な料金改定の足かせとなっている。
アフロの増井浩二代表取締役によると「自動運転やライドシェアリングといった市場要因に対応するためにも、タクシーメーターをクラウドと連携したほうが便利です。当社ではこれまで物理的に封印されていたタクシーメーターの料金データを、経産省との協議を経て電子封印という手法によってクラウド化し、原理試作することができました」とのこと。
CeBITへの出展については、タクシーメーターは日本と同じものではないが、同様の課題があるとし、ビジネス開拓の機会として捉えている。
「もともと当社は金融系のネットワークシステムを開発しており、堅牢性やセキュリティを確保するノウハウがあります。タクシーメーター市場には初参入となりますが、この技術で手がかりをつかみたいと思います」
同社では、電子封印の技術を特許申請中とのことだ。
【CeBIT 2017】物理封印されたタクシーメーターをIoT化する…アフロが出展予定
《佐藤耕一@レスポンス》
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