野球界でVR導入相次ぐ!DeNAベイスターズが”予習”可能なシステムを日本初導入
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1日、横浜 DeNA ベイスターズは、選手の能力向上やチーム力強化を目的とした VR システム「iCube(アイキューブ)」を 2017 年シーズンから導入すると発表している。
■試合に向けた実践的な準備が可能
「iCube」と呼ばれるVRを用いたベースボールトレーニングシステムは、米ベンチャー企業「EON Sports」によって開発され、現在メジャーリーグベースボールでは、タンパベイ・レイズをはじめとした複数球団がトレーニングの一環に採用している。
同VRシステムは、実際の投手の投球をリアルに再現。プレーヤーはヘッドマウントディスプレイを着用することで、投球の速度、球筋、ノビ、変化球のキレなどをリアルに体感することができるほか、蓄積されたデータの中から対戦投手や球種などを自由に選択できるため、試合に向けたより実践的な準備をすることが可能だ。
データ野球と呼ばれて久しいが、試合前に対戦投手の”予習”ができてしまうというのは、選手にとって魅力的だろう。現に、体験した梶谷選手は「非常に現実的で試合の打席に立つ準備ができると感じました」とコメント。桑原選手も「相手投手が投げる変化球に対して、その見極めなどの部分で活用していきたいと思います」など好意的な声を寄せている。
■楽天もVRトレーニングシステムを導入予定
実は、東北楽天ゴールデンイーグルスも昨年9月、2017年シーズンからNTTデータが提供するVRを利用したトレーニングシステムを導入すると発表している。
同システムも横浜DeNAベイスターズと同様、ヘッドマウントディスプレイを装着すると、あたかも自身が実際のバッターボックスにいるかのような状態となり、投手の投球を体験することが可能となるものだ。これまで、アナログにノートをとったり、スコアラーによる分析が行われたりしていた内容が、実際に体感できるようになり、かつシーズン中に、VRコンテンツを更新しながら利用できるとなれば、チーム力の継続的な向上が期待できるため、今後も導入球団は増えるものと思われる。
《KT》
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