『カルテット』最終回にファン「終わってほしくない!」「心がドーナツホール」
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『カルテット』は冬の軽井沢を舞台にした人間ドラマ。「ドーナツホール」という名前のカルテットを組むことになったバイオリン奏者・松たか子、チェリスト・満島ひかり、ヴィオラ奏者・高橋一生、バイオリン奏者・松田龍平の4人が、身の回りの出来事から殺人疑惑まで、大小さまざまな出来事を通し絆を構築していく様子を描いたが、4人の掛け合いや散りばめられた言葉の面白さに、ドラマに引き込まれる人が続出、話題となった。
4人の息の合ったコンサートが行われ、椎名林檎作詞作曲のテーマソング「大人の掟」を歌いながらこれからも「カルテット」として活動していく未来が見えた、ハッピー・エンディングな最終回。
Twitterでは「最高のドラマありがとうございました!」「何度も録画を見たくなる感じを、思い出させてくれてありがとう。終わってほしくな~い」「カルテットおわっちゃった。カルテット終わってぼくの心がドーナツホールですよ」とはやくもカルテットロスを訴える声や、「白黒つけたい人には最悪のラストでしょうが、主題歌の歌詞を噛みしめると唯一無二の最高のラストに思えてくるので、本当にあの歌はすごい」と、「大人は秘密を守る」と歌うドラマに合致した歌詞の意味深さに感動を覚えるツイートなどが次々と書き込まれた。
また、劇中で高橋一生演じる家森が、以前熱く語っていた「唐揚げにレモン」から新たに「唐揚げにパセリ」の大切さを説く場面では、パセリの花言葉を調べるファンが続出。「パセリの花言葉、調べたよ。 『死の前兆』 『不和』 『勝利』 『祝祭』 『お祭り気分』 『愉快な気持ち』天才だわ、坂元さん」と、ファンが深読みしつつ脚本の坂元裕二を賞賛する声も複数あがった。
さらに劇中内でカルテットの4人が「奏者をやめた」という女性からなぜ音楽を続けるのかという旨の手紙をもらうシーンでは、その手紙が椎名林檎からのもので、コンサートシーンにも椎名林檎がいるのではないかという超深読みも多数つぶやかれた。
「みぞみぞ」「すずめちゃんヘア」「唐揚げレモン論争」など様々な話題を振りまき、深読みがなぜか定番化して一時は公式が謝罪する事態になった『カルテット』。ちりばめられた言葉や小道具などの伏線に、最終回の深読みはまだ続きそうだ。
《築島 渉》
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