「認知症にやさしいデザイン」のケアレジデンスとは? | RBB TODAY

「認知症にやさしいデザイン」のケアレジデンスとは?

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低ストレスかつ転倒の危険性などを減らした「認知症にやさしいデザイン」をコンセプトにしたケアレジデンスとなる(画像はプレスリリースより)
低ストレスかつ転倒の危険性などを減らした「認知症にやさしいデザイン」をコンセプトにしたケアレジデンスとなる(画像はプレスリリースより) 全 2 枚
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 東急不動産が開発を進める分譲マンションとシニア住宅の複合開発を行う「世田谷中町プロジェクト」において、「認知症にやさしいデザイン」をコンセプトにしたケアレジデンス(サービス付き高齢者向け住宅)が完成した。

 「世田谷中町プロジェクト」では、様々な世代が多様な暮らし方を実現して住み続けることができる『世代循環型』の街づくりを目指しており、超高齢社会の課題である「認知症」にフォーカスしたのが同ケアレジデンスとなる。

 認知症の「予防」という観点では、順天堂大学と業務提携を行い、健康寿命を伸ばす“認知症予防プログラム”を入居者に提供し、「ケア」という観点では、英国スターリング大学認知症サービス開発センター(DSDC)と連携したソフト&ハードの両面での環境作りをしていくとのこと。

 ちなみにDSDCが提唱する「認知症にやさしいデザイン」とは、「転倒の危険性や、ストレス、興奮、混乱、不穏、見識障害等本人が不安や混乱する状態を減らすもの」をお題に住んでいる人をより満足・自立させるもの。

 これまでの導入結果から、廊下での転倒が71%減少、暴力行為が60%減少、薬による鎮静行為が週20回から、週1回に減少したりなど、認知症の人たちへの良い影響をもたらしているという。

 世田谷中町プロジェクトは、全252戸の「ブランズシティ世田谷中町」、全251戸(シニアレジデンス176戸 ケアレジデンス75戸)の「グランクレール世田谷中町」からなっており、今回完成したケアレジデンスは、9月から開業が予定されており、東急イーライフデザインが管理運営を行う。

《防犯システム取材班/小菅篤》

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