水谷豊が初の監督作品!40年来の夢の実現に感無量 | RBB TODAY

水谷豊が初の監督作品!40年来の夢の実現に感無量

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水谷豊が初の監督作品!40年来の夢の実現に感無量
水谷豊が初の監督作品!40年来の夢の実現に感無量 全 8 枚
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 俳優の水谷豊が14日、都内にて開催された自身初の監督作品で主演も務めた映画「TAP-THE LAST SHOW-」のプレミアムイベントに出席し、40年間思い続けた夢を振り返った。

 タップダンスをテーマにショウビジネスの光と影を描く同作。監督として最後に姿を現した水谷は、一瞬、一瞬を心に刻むかのようにファンが詰めかけた会場を見渡し、ゆっくりと登壇した。「これまでこのような場は俳優として立ったことしかありません。今日は監督という立場で立つということになりました。こちらに来るときも、キャストのみなさんから、『監督としてどういう気持ちですか?』と聞かれたので、『監督の役をやっているような気がする』という話をしながらここに参りました」と晴れ舞台に監督として立った心境を言葉にした。

 トークでは、水谷から、若い頃にブロードウェイやロサンゼルスの劇場で観たショウの中に、観ていて涙が止まらなくなった作品があったことが告げられた。「別世界へ連れていかれたような経験をしたのです。自分が思い描いているタップで、ショウで、観ている人をそういう世界へ連れていけたら…ということが今回の基本になっていましたので、そこにたどり着けるかどうかだけでした」と、同作を手掛けたいと思ったきっかけと監督として臨んだ心境が語られた。

 水谷がタップダンスをテーマにした作品を作ろうと思ったのは20代前半だったそう。「20代前半でした。夢を思い描いたのですね。生活もままならないまま、『人生で一度でいいからなんとかスポットを浴びたい』というタップダンサーの話を作ろうと思いました」と回顧。「20代の頃は、誰も興味を持ってくれなかったのですね。30代のときに脚本家と一緒に本を作り始めました。ところが、うまくいかなかった。40代のときに映画会社と話をして、乗ってくれていると思ったらそうでもないのかなという感じがあって諦めました。3度トライしたのに手に入らなかったので、手に入らない夢かなと実は諦めていました。だから、50代はトライしていないのです」と続けた。

 「それで、60代になって、ふと、今のプロデューサーにお茶飲み話で話したら、異様な興味を示してくれたのです。『では、ちょっと始めてみましょうか』ということで始まったのです」と作品が形になったきっかけを紹介。「今回、このような作品ができたということは、ずっと思い続けていた自分がいたのだと」と感慨深そうに言葉にし、「手に届かない夢だと思っていたのですけれど、手が届く夢だったなというのが実感です」と作品の公開を約1ケ月後に控えた心境を語った。「この作品がまさに思い続けることの大切さを教えてくれたのかなと思いました」と言葉にした。

 イベントには、出演の北乃きい、前田美波里、岸部一徳、六平直政、俳優として出演したダンサーの清水夏生、西川大貴、HAMACHI、太田彩乃、佐藤瑞季、さな、NON、nana、KENICHIも出席した。

《竹内みちまろ》

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