魔法か! スプレーした場所が"タッチデバイス"化する「electric field tomography」 | RBB TODAY

魔法か! スプレーした場所が"タッチデバイス"化する「electric field tomography」

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写真提供:Yang Zhang/CMU
写真提供:Yang Zhang/CMU 全 4 枚 拡大写真
スプレーを吹きかけると、どんなモノでもタッチデバイスになる、魔法のような技術が開発された。インテリアやオモチャ、楽器、自動車のハンドルなど、なににでも吹きかけて、数個の電極をつなぐだけであらゆるものがスマート化されるのだ。



■タップやスワイプのようなあらゆる操作も認識!

カーネギーメロン大学のChris Harrison教授のチームが開発した「electric field tomography」というこの技術は、電導性の被膜を覆ったあらゆるモノをタッチパッド式のコントローラに変身させるというシンプルなものだ。ポイントはソフトウェア側で、被膜で覆われた部分のどこをさわったかを正確に感知できるアルゴリズムを使い、タップやスワイプのような操作のちがいも認識できるのが大きなポイントになっている。


写真提供:Yang Zhang/CMU


写真提供:Yang Zhang/CMU

操作にあわせたアクションを学習させるアプリも同時に提供されていて、タップする位置によって異なるソフトウェアを起動させたり、スワイプで終了させたりできる。また、タッチした位置を3Dでも感知できるので、人形の頭や鼻、お腹などタッチした場所によって名前が表示されるようにするといった学習ツールのような使い方もできる。


写真提供:Yang Zhang/CMU


写真提供:Yang Zhang/CMU

■超低コスト! 使い方もいろいろだから手軽に実験ができる

被膜はスプレー以外にも液体があり、ペンキのように塗ったり、アクリル素材に混ぜて3Dプリンターで出力したり、シリコンに混ぜて固めても同様の機能を発揮できる。自在に加工できるうえにコストも激安で、塗って使う場合は0.1平方メートルあたりで50セント未満。電極も市販されているものが使える。

アイデア次第でいろいろな使い方ができそうだが、この技術の開発者は、「現状ではこうしたタッチスクリーンを使うユーザーインターフェイスを開発する場合、手軽に、安価に試す方法がない。学生やスタートアップ、メイカーズたちが、新しいガジェットを開発する時に使ってほしい」としている。現在、ほかの企業と協力して製品化に取り組んでおり、特にこの技術をDIYや趣味のコミュニティに役立つオープンソース製品にすることに関心のある企業との共同作業も期待しているそう。

現在商業化のためにいくつか方法を検討中で、明確な予定日は未定とのこと。タッチスクリーン機能を追加する方法はとても簡単なので、実用化されれば、プログラミングも学習できる教育キットとしても発売されるかもしれない。

文:野々下裕子

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