ヒロミは、たとえ規則であっても、脚の不自由な人が腕でタラップをあがっていくのはとてもではないけれども「見ていられない」と首を振ると「その時にその人たち(係員たち)が、『オッケーわかりました。これ規則ではだめだけど、(車椅子のまま)上げます。内緒にしててね』っていうルール違反をなんでしないんだろう」と疑問を口にした。
たとえ規則違反で会社には怒られたとしても、車椅子側の人にとっては「ヒーロー」になりうるのに、「なんで黙って(手を使って)上がっていくのを見ていられたんだろう」と終始納得できない表情のヒロミ。頑ななまでにルールを守ることで思いやりが失われているのではないかと疑問を投げかけていた。