【ケーブルコンベンション2017】 地域に伝わる文化を、絵本の形で残したい……となみ衛星通信テレビ
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同アワードの準グランプリには2作品が選ばれた。となみ衛星通信テレビによる、地域文化の伝承活動がそのひとつだ。地域に伝わる民話を絵本の形にまとめ、保育園や小中学校、図書館などに寄贈することで、若い世代にも伝えていく活動が評価された。
地域の文化を掘り起こし、集積し、次世代に繋げる取り組みは今回が初めてではない。「もともとは、地域で活躍された方々の話を一冊の本にまとめたのが最初なんですよ。それが10年前。」となみ衛星通信テレビの取締役相談役、岡部一輝氏はそう振り返る。「そして次に、地域に伝わる民話を伝えようと思ったんです。」
「世帯加入率が70%を超えており、地域に密着して活動している我々だからこそできる活動があると思います。地域に伝わる民話を、絵本という形にあるものにして、若い世代に伝えていくことが大切だと考えました。」(岡部氏)
制作に携わった企画営業課係長の木本尚志氏は、「地域には郷土史研究をしていらっしゃる方がおり、当社の活動にも理解を示し、協力していただきました。絵本のなかの挿絵も、当社で描き起こしたのではなく、もともと民話を絵にしておられたものをお借りして、収録しました。お話だけでなく、絵も含めて、地域の文化を形に残したいと思ったのです」と説明する。「協力いただいた方々にもケーブルテレビの視聴者の方が多く、こころよく対応していただきました」(木本氏)
今回の受賞に関して岡部氏は、「映像作品だけでなく、こういった地域の文化を絵本に残すという活動を評価してもらったことは非常にありがたいと感じています。」と語った。
《佐藤 耕一》
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