藤田は2001年に故・二子山親方と離婚。離婚理由については「それは言えたら楽ですけど絶対言いません、親方個人のことだからそれを明かすことはできない」ときっぱりと語り、「それを言ってしまうと本当に暴露になってしまう。言えなくて私がすべて誤解されてもそれはそれで良しと」と、この先もその理由を公表することがないとはっきりと語った。「それがなければ、せっかく31年一緒にいてがんばってきたんだから(一緒に)いられた」と口にするほど、「人様に言えない個人的なよっぽどのこと」があったと説明した藤田は、カメラの前で離婚理由を語ることはなかった。
また、一時世間を騒がせた、若貴兄弟の父親が違うという噂については、一笑。「根も葉もない事で本当にくだらない作り話」と語り「怒るのも馬鹿らしいくらい。言い訳もしたくないくらい」と笑顔で否定した。噂では次男・貴乃花親方の父親が元横綱・輪島大士氏ではないかという話だったことについても、輪島氏と二子山親方が親友同士だったため、藤田とも親しかったと説明。輪島氏が子供好きで、輪島氏が子供だけ一緒に巡業に連れて行くことがあるほどだったと、家族ぐるみの付き合いだったことを明かした。
次男・貴乃花親方とは「14年くらい」絶縁状態であることも改めて明かし、その理由を、二子山親方の死の直前に電話で話した際「お兄ちゃんのことをあんまり快く思っていない話をしていた」ために藤田が強くたしなめたことが原因だったのではないかと考えていることも口にした藤田。「どんなに疎遠であろうが心があれば心の片隅に(家族のことが)あるのが普通」と、様々な出来事を経ての現在の家族のあり方には、自分なりの答えを見つけている様子だった。