働き方改革のカギ「テレワーク」、導入はいま!
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【記事のポイント】
▼注目のテレワーク、安価なサービスが増えている
▼情報漏えいなどのセキュリティ面も高い安全性が確保されてきている
▼オフィスの賃料など経営コスト削減にもつながる
2017年7月26日~28日、東京ビッグサイトで開催された「総務・人事・経理ワールド2017」。総務・人事・経理部門向けの7つの専門展が同時開催となる展示会として、防災・セキュリティ、省エネ、人事支援、働き方改革支援、財務会計などの製品・サービスが一堂に会するイベントだ。
その中でも今回は「ワークスタイル変革EXPO」にて、働き方改革のカギとも言われている「テレワーク」をキーワードとしているブースに注目してみた。このところ耳にする機会の多いテレワーク、7月24日には「テレワーク・デイ」が実施されたことも記憶に新しい。
時間や場所にとらわれない働き方として注目されるテレワークだが、いざ導入となると設備投資等のコストも気になる。そこでコストを抑えつつテレワークを実現できそうなサービスをピックアップ、紹介しよう。
■スマートフォンにビジネスホンの機能を
フリービット株式会社が提供するサービス「モバビジ」はPBX(プライベート・ブランチ・エクスチェンジャー=構内電話交換機)をクラウド化することにより、スマホやタブレットからオフィスのビジネスホン機能を使えるようにしたもの。場所や時間にとらわれずに自分のスマートフォンからオフィス電話の発着信が可能となるため、外回りの多い営業職等の業務の効率化はもちろんのこと、在宅勤務などの柔軟な働き方にも対応できる。
また、通常の電話回線を使用せずデータ通信による通話を行うため、スマートフォンを内線として使用することもできる。さらに外線発信時には通常の電話回線よりも安価なひかり電話を利用。「モバビジ」を利用することで最大78.4%もの大幅なコスト削減も実現できるそうだ。
■会社のPCをタブレットに表示
NTTテクノクロス株式会社の「マジックコネクト」は、手元にあるPCやタブレットに会社PCのデスクトップ画面を呼び出すことが可能なリモートアクセスサービス。限定した一台の端末から会社PCにアクセスしたり、USBキーを差し込むことで任意の端末から会社PCにアクセスすることができる。
リモートアクセスで気になるのが端末紛失や盗聴、情報漏えいなどのセキュリティ面だが、「マジックコネクト」では多要素認証を用いた強固な認証機能や、ファイルの転送防止機能、特別な通信方式による盗聴のシャットアウトを実装しており高い安全性が確保されているため、テレワーク等外部からのアクセスも安心して行える。
すでに3000社以上で導入されており、リモートアクセスサービスシェア1位の「マジックコネクト」。会社のPCでなくては仕事ができない、という時代はすでに過去のものと言えそうだ。
■分身ロボットが出社
オリィ研究所のブースでは、離れた場所にいる人の分身となるロボット「Orihime」が紹介されていた。「Orihime」は人工知能を搭載したロボットではなく、遠隔操作によって操作する人の声や動きを伝えることができるロボットだ。「Orihime」にはカメラ、スピーカー、マイクが搭載されており、例えば会議室に設置することでユーザーは直接会議室に行くことができなくても会議に参加することができる。また、拍手や挙手などの動きも伝えることができるため、モニター越しのテレビ会議とは異なる“存在感“があるのが特徴と言える。
また同社では視線による文字入力が可能な「Orihime eye」も提供しており、「Orihime」と連動させることで体が不自由な人でも仕事に参加することが可能となる。「Orihime」を使えば育児、介護、病気などで出社できない人を含めた、テレワークスタイルの一つとなりそうだ。
テレワークを導入する企業は徐々に増えている。オフィスでのような身体的コミュニケーションが絶対的だった時代は昔の話だ。今ではネット上で同等のコミュニケーションが、簡単にしかも安価に実現できる。オフィスの賃料などのコスト削減にも役立つテレワーク、経営者の意識次第で一気に広まる可能性があるのではないだろうか。
▼注目のテレワーク、安価なサービスが増えている
▼情報漏えいなどのセキュリティ面も高い安全性が確保されてきている
▼オフィスの賃料など経営コスト削減にもつながる
2017年7月26日~28日、東京ビッグサイトで開催された「総務・人事・経理ワールド2017」。総務・人事・経理部門向けの7つの専門展が同時開催となる展示会として、防災・セキュリティ、省エネ、人事支援、働き方改革支援、財務会計などの製品・サービスが一堂に会するイベントだ。
その中でも今回は「ワークスタイル変革EXPO」にて、働き方改革のカギとも言われている「テレワーク」をキーワードとしているブースに注目してみた。このところ耳にする機会の多いテレワーク、7月24日には「テレワーク・デイ」が実施されたことも記憶に新しい。
時間や場所にとらわれない働き方として注目されるテレワークだが、いざ導入となると設備投資等のコストも気になる。そこでコストを抑えつつテレワークを実現できそうなサービスをピックアップ、紹介しよう。
■スマートフォンにビジネスホンの機能を
フリービット株式会社が提供するサービス「モバビジ」はPBX(プライベート・ブランチ・エクスチェンジャー=構内電話交換機)をクラウド化することにより、スマホやタブレットからオフィスのビジネスホン機能を使えるようにしたもの。場所や時間にとらわれずに自分のスマートフォンからオフィス電話の発着信が可能となるため、外回りの多い営業職等の業務の効率化はもちろんのこと、在宅勤務などの柔軟な働き方にも対応できる。
また、通常の電話回線を使用せずデータ通信による通話を行うため、スマートフォンを内線として使用することもできる。さらに外線発信時には通常の電話回線よりも安価なひかり電話を利用。「モバビジ」を利用することで最大78.4%もの大幅なコスト削減も実現できるそうだ。
■会社のPCをタブレットに表示
NTTテクノクロス株式会社の「マジックコネクト」は、手元にあるPCやタブレットに会社PCのデスクトップ画面を呼び出すことが可能なリモートアクセスサービス。限定した一台の端末から会社PCにアクセスしたり、USBキーを差し込むことで任意の端末から会社PCにアクセスすることができる。
リモートアクセスで気になるのが端末紛失や盗聴、情報漏えいなどのセキュリティ面だが、「マジックコネクト」では多要素認証を用いた強固な認証機能や、ファイルの転送防止機能、特別な通信方式による盗聴のシャットアウトを実装しており高い安全性が確保されているため、テレワーク等外部からのアクセスも安心して行える。
すでに3000社以上で導入されており、リモートアクセスサービスシェア1位の「マジックコネクト」。会社のPCでなくては仕事ができない、という時代はすでに過去のものと言えそうだ。
■分身ロボットが出社
オリィ研究所のブースでは、離れた場所にいる人の分身となるロボット「Orihime」が紹介されていた。「Orihime」は人工知能を搭載したロボットではなく、遠隔操作によって操作する人の声や動きを伝えることができるロボットだ。「Orihime」にはカメラ、スピーカー、マイクが搭載されており、例えば会議室に設置することでユーザーは直接会議室に行くことができなくても会議に参加することができる。また、拍手や挙手などの動きも伝えることができるため、モニター越しのテレビ会議とは異なる“存在感“があるのが特徴と言える。
また同社では視線による文字入力が可能な「Orihime eye」も提供しており、「Orihime」と連動させることで体が不自由な人でも仕事に参加することが可能となる。「Orihime」を使えば育児、介護、病気などで出社できない人を含めた、テレワークスタイルの一つとなりそうだ。
テレワークを導入する企業は徐々に増えている。オフィスでのような身体的コミュニケーションが絶対的だった時代は昔の話だ。今ではネット上で同等のコミュニケーションが、簡単にしかも安価に実現できる。オフィスの賃料などのコスト削減にも役立つテレワーク、経営者の意識次第で一気に広まる可能性があるのではないだろうか。
働き方改革のカギ「テレワーク」、導入はいま!/ワークスタイル変革EXPO
《川口裕樹/HANJO HANJO編集部》
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