1973年に山岡英二の名で歌手デビューした吉は、駆け出し時代、水前寺清子の前座を務めていたそう。そして、水前寺の前座として一週間のツアーショーに同行した際、マネージャーから「今日、千秋楽だからチーター(水前寺)笑わせてやれ」とリクエストを受けたのだという。
そこで吉は「パンツ一つでホウキ持って出てったんや」と渾身のアドリブで舞台に登場。「お客さんはものすごい喜んでくれて、チーター(水前寺)も歌えなくなったのよ」と舞台は大盛り上がりし、吉もウケ狙いの成功を確信したそうなのだが「帰ったら楽屋に呼ばれて『明日から来ないでちょうだい!』」と逆に水前寺の怒りを買ってしまうことに。「しばらく俺、水前寺さんに嫌われてる時があった」としばらくは水前寺の怒りが収まらなかったと明かしていた。
またその当時、吉には「脱ぐクセがあった」と告白。お酒に酔いベロベロになった状態でパンツ一丁となり「六本木の交番にね、2回くらい連れてかれた」と笑いながら明かし、ダウンタウンらを驚かせていた。