土屋太鳳、感極まり涙「気力、体力ともに辛い撮影」

　映画『トリガール！』の試写会イベントが20日、都内の芝浦工業大学にて開催され、出演の土屋太鳳、間宮祥太朗、高杉真宙が登壇した。

　同作は、1年に一度、琵琶湖で開催される人力飛行機の飛行コンテスト「鳥人間コンテスト」に挑む大学生たちの姿を描いた青春エンターテインメント。土屋、間宮、高杉は、人力飛行サークル「TBT」のメンバーを演じる。9月1日、全国ロードショー。

　イベントは、原作の中村航氏の母校である芝浦工業大学にて開催され、同作のモデルとなった人力飛行サークル「TBT」のメンバーもスペシャルゲストとして登場。土屋は、TBTが出場した今年の鳥人間コンテストを観に行ったそうで、「涙が出るとかではなくて、涙腺が崩壊して、号泣しました。TBTの方々が応援しているときも、『頑張れ！』と叫んで号泣されていたので、その空気の中にいられたこと、みなさんと一緒にいられたことが本当に幸せでした」と振り返った。

　メイキング映像が紹介される場面では、土屋は、間宮とともに2人乗り人力飛行機のコクピットに乗り込み、2日間に渡ってクライマックスの撮影を行ったエピソードを語った。「気力、体力ともに辛い撮影だったので、感極まって、OKが出たときに涙が出てしまいました。周りのスタッフさんたちが一緒に泣いてくれました。殴り合ったあとに分かり合った男の友情みたいな感じ」と興奮気味に回顧。

　土屋は「（間宮も）涙ぐんでいたと思います」というも、間宮は照れからか「目に汗が」と泣いたことは否定。ただ、「実際にグッと来たのは」といい、「（撮影が）終わったことに対してというよりも、太鳳の姿を見て、その太鳳に集まってくるスタッフさんの姿を見て、グッと来るものがありました」と述懐した。

　イベントでは、土屋、間宮、高杉の3人がエアロバイクを漕いで、TBTの昨年までの歴代の最長飛行記録である「3044メートル」に制限時間内に到達できるかという企画が行われた。3人が全力でペダルを漕ぐ姿に、詰めかけたファンから大声援が沸き起こった。