みやぞん、生まれ変わったら「犬」になりたい！忠犬ハチ公に聞きたいこととは？

　お笑いコンビ・ANZEN漫才のみやぞんとあらぽんが7日、都内にて開催された映画『ナミヤ雑貨店の奇蹟』の試写会イベントに出演し、軽快なトークで会場を沸かせた。

　同作は、“東野圭吾作品史上最も泣ける感動作”とも称される東野圭吾氏の小説が原作。2012年のある夜、シャッターの下りたナミヤ雑貨店に、一夜を明かそうと、敦也（山田涼介）、翔太（村上虹郎）、幸平（寛一郎）の3人が忍び込むことで始まるヒューマンストーリーで、9月23日公開だ。

　イベントは「一夜かぎりのナみやぞん試写会」と銘打たれて開催された。大歓声に迎えられて登壇したみやぞんは、イベントタイトルに自身の名前が入っていることについて感想を尋ねられると、「それは嬉しいことですよね。みなさん、こういうのに名前が入っていたらどうですか？」と観客に質問。あらぽんが「経験がないのよ、みんな。まず、教えてあげて、経験者が。“こんな気持ちになりました”というのを」と突っ込むと、みやぞんは「こんな気持ちになりました」とあらぽんの言葉をオウム返しに繰り返し、爆笑を巻き起こした。

　冒頭から笑いの渦に包まれて始まったイベントだが、「最近、身の回りで起きた奇蹟」が話題にあがると、あらぽんが「ありますね。みやぞんと一緒にいて車に乗っていたのです」と語り始めた。あらぽんいわく、目の前でタバコをポイ捨てした人を見かけ、みやぞんがポイ捨てされた吸殻を始末するために携帯灰皿を持って車から降り、吸殻を拾った瞬間に、ちょうど角から路上喫煙を取り締まる巡視員がやってきて、みやぞんが罰金を取られたそう。

　会場からは「ええっ！」という驚きの声があがっていたが、あらぽんは「あの人たちは『火の点いたタバコを持っていましたよね？』と言い、持っていたので、『そうですね。持っていますね』と言い、普通に罰金を払うという」と状況を説明。みやぞんは「そこで押し問答をやっても仕方がないので、『じゃあ、いいですよ』と」と回顧した。

　また、「生まれ変わったら何になりたい」との質問に、みやぞんは「犬が好きなので、犬で」と回答。「犬って犬でいいじゃないですか。犬って仕事が犬だから」と力説した。「僕、忠犬ハチ公に聞きたいですよ。『どうしたの？』って。どういうつもりで待っているのかなと聞きたいじゃないですか」とも。

　イベントでは、歌ネタのコーナーもあり、2人が「ナミヤ雑貨店の奇蹟」オリジナルソングを披露した。曲中、みやぞんは「みんなで一緒に！」と呼び掛けたが、初めて聞く曲で、まさかのコール＆レスポンスを求められた会場はざわついてしまった。曲が終わった後には、あらぽんは「何の説明もしなかったので、（会場が）困惑してましたけど」と苦笑いを浮かべていたが、曲の終盤では、リズムや歌詞を掴んだ会場からコール＆レスポンスが沸き起こり、イベントは盛況に幕を閉じた。