同アルバムには、デビュー曲を筆頭に「ホワイトラビットからのメッセージ」「マリーナの夏」「ちいさな Breakin' my heart」「虹の少年」など、キャリアを代表するナンバーからアルバムやシングルのカップリングのみに収められていた隠れた名曲など、活動年数と同じ全「30」曲を収録。ブックレットには、山本はるきち、山川恵津子、岸正之、上田知華、外間隆史、大江千里、鈴木祥子、佐野元春、小沢健二など豪華作家陣による名曲の数々を満里奈自身が解説するライナーノーツが掲載されているほか、初回生産限定盤は、野宮真貴とデュエットした最新録音曲や、大瀧詠一、小沢健二、Double K.O.Corporation等による提供曲の初商品化音源などが含まれている。
15日夜のイベントは、「渡辺満里奈が26年ぶりに生歌を披露!」という事前アナウンスもあって会場には往年ファンも集結。200人満員のオーディエンスが見守る中、オープニング・プレイする主宰DJ小西康陽に誘われるように渡辺満里奈がステージに登場した。3rdシングル「マリーナの夏」のイントロが流れると会場は大歓声に。久しぶりのマイク歌唱とあってか、最初は少し照れながらも、懐かしの歌声を披露。サビの部分ではフロアから「まりなー!!」と往年のファンの掛け声も飛び出すなどして、イベントは盛り上がった。渡辺は、「こんなふうに皆さんに応援してもらいながら今日は聴いてもらえると思っていなかったので、もう感激です。嬉しくて、懐かしくて涙が出そうになりました……」と感動した様子。注目される今後だが、渡辺はライブ活動について、「望んでくれる方がいるなら考えてみようかな」と、前向きとも取れる発言を残していた。