白石美帆、NHK「ひよっこ」出演で「茨城弁話せて幸せ」
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NHK連続テレビ小説「ひよっこ」がフィナーレを迎える時期となる9月20日から10月20日まで、茨城の県北地域の食材を使用した期間限定メニューの提供をはじめ、茨城の魅力を堪能できる「『ひよっこ』の舞台 茨城県北フェア」が「茨城マルシェ」にて開催される。キックオフイベントには「ひよっこ」出演の白石と柴田が駆け付けた。
茨城県常陸大宮市出身でいばらき大使を務める白石は、「ひよっこ」には、バー「月時計」の店主・竹内邦子役で出演。邦子は東京生まれの東京育ちという設定だが、地方から上京してきた客たちがホッとできるように各地の言葉を勉強するという女性。
「ひよっこ」では、そんな邦子が、茨城で生まれ育った主人公・谷田部みね子(有村架純)から茨城の方言を教えてもらう場面があった。白石は「架純ちゃんが『白石さんの前で茨城弁を言うのが忍びないといいますか』と。『でも、上手だよ』って」などと語り、“ネイティブスピーカー”である白石を前に茨城弁をレクチャーすることに恐縮していた有村を励ましたエピソードを紹介。
ただ、白石が、みね子から習った茨城弁を口にする場面では、「上手く言ってもいけないし……、ちょっと脳内パニックが起きまして(笑)」と回顧。東京の人間が習いたての茨城弁を口にする演技をしようとしても「どうしても、正しい方になってしまうので」と苦笑い。「あえて東京人のふりをするというのは逆に難しかったです」と声を弾ませた。
白石は、「20年くらい前は、“方言を隠しなさい”、“なまって発言してはいけない”ということがあったので」と自身が上京した当時の様子を振り返った。現代では方言が個性として受け入れられていることを指摘し、「堂々と茨城弁を話してよいということがすごく幸せに感じます。時代の流れもあると思います」と目を輝かせた。
《竹内みちまろ》
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