開演直前には、ドキュメンタリーシリーズ第5弾映像作品『EVERYTHING POINT 5』の発売がティザームービーで告知される中で、公演がスタート。MONDO GROSSOの「LIFE feat.bird」カバーを披露すると、ドラムとパーカッションから始まり、ギター、ベース、ピアノ、ストリングス、コーラス、Saxとトランペットと、バンドメンバーが順にステージ登場し、次々とイントロに参加した。
そして、大沢伸一プロデュースの「summer dejave」から、「イイトモ」「君のままで」「大人はわかってくれない」「お願いジーザス」と続けて5曲を披露。MCをはさんだ後のソロパートでは、安本彩花がスピッツ「楓」、廣田あいかが宇多田ヒカル「花束を君に」、小林歌穂がDREAMS COME TRUE「LOVE LOVE LOVE」、中山莉子がPerfume「マカロニ」を披露するなどし、それぞれが熱のこもったパフォーマンスで魅せた。
コンサート後半で、インディーズ時代の楽曲「どしゃぶりリグレット」、そして「アンコールの恋」「幸せの貼り紙はいつも背中に」を、この日のためにリアレンジされたスペシャル・ヴァージョンでパフォーマンスすると、小林が「ここにきてエビ中バンドともセッションしている感じが出てきましたね~」とコメント。これに対し、中山が突然「今さらですか?小林さん」と突っ込み、「よりグル―ヴが生まれてきたってことですよ、中山さん」と小林が切り返す一幕も。「やっぱり環境がいつもと変わってもトークを変えるのは難しいですねー」と安本がいつもながらのエビ中節で観客を和ませた。
さらに、「手をつなごう」のリアレンジや、「買い物しようと町田へ」を披露し、最後は小林の「泣いても笑っても最後の曲となりました。心して心に残してください」というMCから、「涙は似合わない」を熱唱。客席からは、温かい拍手が送られ、星名が「これからもいろんなことに挑戦するエビ中、ひとつひとつ大事に届けられるように、全力を出すエビ中の応援をよろしくお願いします」と挨拶し、全24曲の約2時間15分にわたる公演を締めくくった。