松本潤や有村架純が“壊れるくらい忘れられない人やモノ”について語る!
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有村架純演じる工藤泉と道ならぬ恋に落ちる葉山貴司役を演じた松本潤は「この映画を通して、これまでやってきたこととは違う表現の方法もあるということを学んだ。役として何かを表現するときに、こういうやり方もあるんだと、行定監督に広げてもらった作品。監督に感謝です」と俳優としての成長を実感。葉山との禁断のラブシーンに体当たりで挑んだ有村は「これまで正統派な役が多かった中で、このような作品の色や役柄は初めてでした。自分としても選んでいただいたことが嬉しかったし、光栄に思います。23歳という年齢でこの作品を残せたことは、今後も自分にとって大切なものになる」とシミジミ。そんな有村に大西は「撮影中は有村さんが悶絶する姿を見た。その悶絶がこの劇場に知れ渡ったはず」と労いの言葉を送っていた。
また、映画の内容にちなんで“壊れるくらい忘れられない人やモノ”を聞かれた松本は「この映画を観終わったときにあったのは、これまで自分が生きてきたことを振り返る時間でした。中村勘三郎さんや蜷川幸雄さんら、もう会えない人のことを考えた。人の人生の記憶にどれだけ残ることができるのかを考えさせられた」と真剣な面持ちで回答。その次に指名された有村は「真面目なお話の後に……」と苦笑いしながらも「母の手料理」と答え「風邪をひいて熱を出してしんどかった時に、母が作ってくれたの がちらし寿司だった。食べたら凄く美味しくて、今でも忘れられません」と“おふくろの味”を紹介。それに松本は「素敵だな~、母の手料理。素晴らしいですね」と感心していた。
最後は映画のヒットを祈願して鏡割りを実施。劇中では雨のシーンが重要な意味を持つことから、樽の中身は“雨水”という変わり種の鏡割りに松本も驚いた様子だった。松本は「苦くも濃密なラブストーリーになりました。たくさんの人に届き、たくさんの方の心に残ってもらえる作品になれば嬉しい。そしてこの映画が観客の皆さんのものとなり、たくさんの人に愛される作品になることを祈っています」とメッセージを伝え、舞台挨拶は幕を閉じた。
《松尾》
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