同作は、驚異の歌声を持つロックスター・シンを描いた物語。その存在自体がロックであり、カリスマ的な人気を誇っているが、実は彼には秘密があった。彼の歌声は、「声帯ドーピング」というタブーな方法によって作られたものだったのだ。限界が近づく喉に焦りと恐怖を抱える彼が出会ったのは、異様に声の小さなストリートミュージシャン・ふうかだった。2つの歌声が出会ったとき、奇跡は起きるのか!?
主演のシンを演じるのは、阿部サダヲ。紅白歌合戦出場も果たした人気バンド「グループ魂」のボーカルも務める阿部が、その歌唱力で一躍スターダムにのし上がったカリスマロックスターを演じる。作中では、その歌声だけでなく、今までに見た事のないメイク姿にも注目だ。ヒロインであるふうかは、吉岡里帆が担当。ストリートミュージシャンとして活動するも、声が異様に小さく歌声が聞こえないという弱点を持つ難役を演じる。さらに、映画・ドラマでは一度も披露した事のない歌声を劇中で初披露。現在、特訓中だというギター演奏とともに奏でられる歌声と、豪華アーティスト達の提供とだけ明かされている映画オリジナル曲にも注目だ。映画『音量を上げろタコ!なに歌ってんのか全然わかんねぇんだよ!!』は、2018年全国公開。