華原朋美、日本最高峰馬術大会完走で「これから先は歌手ではなく馬術が一番」
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華原は昨年、同番組の企画で馬術を23年ぶりに再開。その後も大会では好成績をおさめたりと、かつて国体4位まで上り詰めたという馬術の腕を着実に取り戻しつつある。番組では9月に行われた日本のトップ選手が集まる「全日本大会」と、大会に向け馬術の聖地と言われるドイツに短期留学した際の様子を公開した。
実は落馬が多く、一時期スランプに陥っていたという華原。「何が一番痛いって、心が痛くて、誰とも喋りたくないし、馬にも乗りたくないし、もうやめたほうがいいんじゃないかっていう気持ちになった」とも語ったが、ドイツでは車の中で気を失ったように眠りこけるほどハードな練習を経験。9月に行われた日本馬術界のトップ100人馬が出場するという「全日本大会」では、予選で完走できない選手も多い中、華原は完走したたった14人の中に入り、さらに見事37位で予選通過。上位60人馬、日本の「トップ中のトップ」に混じっての決勝戦となった。
芸能界を逃げるようにしていなくなった過去を振り返り、馬術については「もう絶対負けたくない。私の人生において馬術が今一番であって、その馬術をするために歌を歌わせていただいている。そうじゃないともう生きていけない」と熱いという言葉以上の思いを口にした華原。「決勝戦に残るっていうのが自分の目標だった」と語ったが、決勝戦でもかつてのように落馬すること無く完走し、オリンピック選手らに混じっての堂々の41位という成績をおさめてみせた。
一方この順位にはまだまだ満足していない様子の華原は、大会直後は「悔しいしかないでしょう」とコメント。スタジオでVTRを見返した華原は、下唇をぐっと噛み締めながら「これから先は歌手ではなく」「今まで貯めてきた貯金をはたいていい馬を買って、ドイツにまた留学したりとか、世界を目指して頑張っていきたい」とまっすぐな瞳で語り、アスリートとしてのさらなる飛躍に意気込みをにじませた。
《築島 渉》
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