■日本の消費者のニーズに応えていく
発表会に登壇した、ファーウェイ デバイス 日本・韓国リージョン プレジデントの呉波氏はプレゼンの終了後、囲み取材に応じた。
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――ミドルレンジのHUAWEI Mate 10ではなく、最上位のHUAWEI Mate 10 Proを投入した理由は?
呉氏「日本の消費者のニーズに応えるため。耐水防塵の要望をいただいていた。今後も日本市場には、耐水防塵のモデルを優先的に投入していく」。
――HUAWEI Mate 10 liteについて、どう捉えているか。
呉氏「個人的に好きな端末。ファッション性に優れている。高級感はあるけれど、それほど高くはない。若者にも受け入れられるのではないか。家電量販店の店員の立場から言うと、売りやすい端末になったのでは。
――MVNOの失速が端末販売に影響を与える可能性は?
呉氏「第3四半期を見てみると、弊社の端末の販売台数は増えている。昔ほどの勢いではないが、緩やかな増加傾向が続いている。2018年のSIMフリー市場は350万台を超えると見ている。さらに大きな成長を予測している」。
――前機種、HUAWEI Mate 9はどのくらい売れたのか。
呉氏「HUAWEI Mate 9はグローバルで累計1000万台を出荷した。日本でも一時品薄状態になるなど人気が出た」。
――今後の目標は?
呉氏「2017年の年初に、今年は日本のSIMフリー市場が発展する元年となると話した。(調査会社の報告によれば、2017年における日本国内のSIMフリースマートフォン市場において、Huaweiの製品がNo.1のシェアを獲得したとのこと)Huaweiとしては、この好調な現状をキープしていきたい。これは2018年の目標でもあるが、今後はSIMフリー市場に限らず、あらゆる販路で数を増やしていければと思っている」。