米軍が戦う現場を徹底取材！ナショジオがドキュメンタリー『チェーン・オブ・コマンド』

　ドキュメンタリー専門チャンネル「ナショナルジオグラフィック」は、アメリカ国防総省と米軍が駐留する紛争地を1年以上にわたって取材したドキュメンタリー番組『チェーン・オブ・コマンド』（全8話）を、3月6日より放送する。

　同番組では、、アメリカ国防総省（通称ペンタゴン）と、イラクやアフガニスタンを初めとする世界中の米軍派兵地を 1 年以上にわたって密着取材。アメリカの軍事戦略がどのように生み出され、どのように実行されるのか、その指揮系統＝チェーン・オブ・コマンドが明らかにされる。

　戦地で実行される作戦は、アメリカ合衆国のペンタゴンで決定され、各階級の軍人を辿って現場へ伝達され、実行に移されるが、番組内では、その階級や指令が下る道筋を図解して説明し、それぞれがどのような使命と責任を持ち、どのような任務に当たっているか紹介。また、通常非公開のペンタゴンでの会議にも密着し、米軍を統括する統合参謀本部議長や専門家たちが集まって戦略を検討する貴重な映像や、統合参謀本部議長のインタビューも放送される。

　戦地の米軍へ密着した取材では、現地での作戦指揮から実行に至るまでの様子や、兵士達の日常も紹介。第1話では、ISISに支配されたイラク第2の都市モスルに駐留する部隊に密着する。ISIS掃討作戦に携わる米軍部隊の大尉が、モニターを見ながら対象の様子を確認し空爆指示を出し実行される様子や、米軍が支援するイラク治安部隊と連携して作戦を進める様子など、緊迫した現地の状況が収められている。

　なお、同番組は字幕版と二ヶ国語版が同日に放送スタート。字幕版のナレーションは『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』で知られるクリス・エヴァンスが務める。『チェーン・オブ・コマンド』（全8話）は、ナショナルジオグラフィックにて3月6日より放送。