当時28歳だった鈴木明子はすでにソチ五輪を目指すつもりはなかったという。だが最終的にチャレンジしようと思ったのは、浅田と村上が頑張っていたからだとし、「(この2人と)一緒に行きたいと思わせてくれた」と涙ながらに語った。これに対して村上も「泣きそうになってきた…」とリアクション。
すると浅田も、「自分も、下の世代からの追い上げを感じていたが、アッコちゃん(鈴木明子)もそれは感じていたんじゃないか」と、プレッシャーと戦っていたことに思いを寄せて目を潤ませた。
また浅田は、自身が引退を決めたときは「自分は限界、無理だと思って、なんかもう…」と振り返ると、鈴木、村上も感極まったのか涙を浮かべていた。そんな2人に対して浅田は「ねぇねぇ、みんな泣かないでくれるかな」と求めながらも涙ぐみ、3人は笑いながらも、当人同士でしか分からないつらさを分かち合っていた。