元宝塚トップスター・真飛聖が松坂桃李を“娼夫”の世界に導くクラブオーナー役を好演 | RBB TODAY

元宝塚トップスター・真飛聖が松坂桃李を“娼夫”の世界に導くクラブオーナー役を好演

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(C)石田衣良/集英社 2017映画『娼年』製作委員会
(C)石田衣良/集英社 2017映画『娼年』製作委員会 全 3 枚
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 2001年の直木賞候補になり、性の極限を描いたセンセーショナルな内容が話題を呼んだ石田衣良の恋愛小説『娼年』が、2016年の舞台と同じ松坂桃李&三浦大輔のコンビで映画化。現在、全国で公開中だ。同作で、元・宝塚歌劇団のトップスターである女優・真飛聖がクラブオーナーの御堂静香を好演している。

 主人公の森中領(松坂桃李)は東京の名門大学生。日々の生活や女性との関係に退屈し、バーでのバイトに明け暮れる無気力な生活を送っている。ある日、リョウの中学校の同級生で、ホストクラブに勤める田嶋進也が、美しい女性をバーに連れてきた。

 この女性こそが、真飛演じる御堂静香。「女なんてつまんないよ」というリョウに静香は“情熱の試験“を受けさせる。それは、静香が手がける女性専用コールクラブ、「Le Club Passion」に入るための試験であった。

 入店を決意した領は、その翌日に静香の元を訪れ、娼夫「リョウ」として仕事を始める。最初こそ戸惑ったが、娼夫として仕事をしていくなかで、女性ひとりひとりの中に隠されている欲望の不思議さや奥深さに気づき、心惹かれ、やりがいを見つけていく。

 真飛について、三浦監督は「ご本人にお会いして、漂う雰囲気と、役に対するモチベーションと意気込み。そして、この作品に対する真摯な思い、それを信じて、真飛さんにお願いしました」とコメント。また、真飛は台本を初めて読んだ際、本作の繊細なテーマに涙を流したことを明かし、「この作品に是が非でも携わりたい」と出演を決意した契機を振り返っている。さらに、三浦監督の作品に対するこだわりと、映画を撮ることに懸ける思いを現場で感じとり、「絶対に表現することを妥協したくない」と、思いを強めたそう。

 真飛の美しく、ミステリアスな演技にも注目の映画『娼年』は、TOHOシネマズ 新宿ほかにて全国公開中。

《KT》

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