佐野史郎、“冬彦さん”以上の狂気に挑戦!「冬彦の10倍くらいひどい」 | RBB TODAY

佐野史郎、“冬彦さん”以上の狂気に挑戦!「冬彦の10倍くらいひどい」

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佐野史郎【撮影:小宮山あきの】
佐野史郎【撮影:小宮山あきの】 全 6 枚
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 俳優の佐野史郎が29日、都内で行われた「オトナの土ドラ『限界団地』制作発表会見」に、共演者の足立梨花、迫田孝也、山崎樹範とともに出席した。

 6月2日からスタートするフジテレビ系『限界団地』(東海テレビ)は、オトナの土ドラ第14作目となる心理サスペンス。

 かつて夢のニュータウンと呼ばれた「団地」を舞台に、佐野が演じる、孫娘にそそぐ異常な愛情や、古き良き団地への異常な執着心を持つ“最狂の老人”「寺内さん」こと寺内誠司が、団地住民を巻き込みながら、予測不能な狂気を繰り広げるストーリーとなっている。

 63歳にしてドラマ初主演となる佐野は、主演を務める心境について「ハトが豆鉄砲を食らったようですね。『サスペンスドラマをやるから』くらいの話しか、マネージャーから聞いていなかったので、本を読んでやけに出番が多いなって思ったんですけど。でも、俳優部として、主演の重圧はわかっているので、引き受けた以上はやるしかないですね」と決意を語った。

 現在、初主演作を撮影している感想については、「朝から晩までずっと出てますよね。(主演は)ずっと撮影をしていて、撮っても撮っても終わらないんだなって」と主演ならではの苦労も吐露。

 さらに、「今回は(撮影で)よく走るし太極拳はやるしで、すごい運動量で日々健康に過ごしています」と語ると、山崎は佐野の撮影現場の様子について「すごく元気ですよね」と明かし、迫田も「佐野さんは(運動をしているため)昼に会うと顔色がいいです。夜になると、おどろおどろしい顔色になっています」と暴露して、会場の笑いを誘った。

 同作のキャラクター「寺内さん」の“狂気”は、かつて佐野が演じ、社会現象となったTBSドラマのキャラクター「冬彦さん」の異常な愛情や執着心を彷彿とさせる。

 「冬彦さんと寺内さんが比較される覚悟はあった?」と聞かれた佐野は、「求められているものは、冬彦的な極端な愛情や愛憎を持つ、凶器を含んだ人物像なのかなと思いましたね」と回答。「かつてのマザコン男(冬彦)は、ただ素直に女の人のことを思って、折り合いがつかずに不器用に生きていただけなんですけど、寺内さんは、この折り合いがつかない社会に対して、打って出るからね。一枚上手です。攻撃的で、やることは冬彦の10倍くらいひどいです」と語り、会場を沸かせた。

 また、佐野に「相方としては、(冬彦の時の)野際陽子さんや賀来千香子さんにあたるのが足立さん」と例えられた団地の隣人役の足立は、一世を風靡したキャラクター“冬彦さん”について、「私の世代の方は知らないと思うんですけど、むしろ寺内さんが、冬彦さんを超えてやるぞっていう思いで、会社や学校で話題に出るようなドラマになればいいなと思いますね」と意気込み。

 最後に佐野は、「僕も自分で演じながらも、今まで見たことがない質感のドラマになっています。寺内という男が何をしでかすのか、ぜひ追ってほしいなと思います」とアピールした。

《小宮山あきの》

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