水川あさみ、露出覚悟で官能に溺れるヒロイン役に初挑戦!「自分の中でのステージがあがった」
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同作は、村山氏の官能ラブロマンス小説が原作。大胆な性と愛を突き詰めた内容から映像化は困難と言われていたが、御法川監督の手により「連続ドラマW」として完成。水川が、数々の男たちと快楽に溺れながらも“女を生き尽くす”ヒロイン・高遠奈津役に、露出をいとわぬ覚悟で体当たりで挑んだ。
水川は、「こういった女性性が際立ったストーリーのものは私のところには今まで縁がなかったのです」と明かし、「でも、今34歳で、35歳になるという、自分の中でも『変わりたいな』と思っていたこの時期にこういったお話を頂けたのは大きな嬉しさもありました。でも、私がやってこの役が成立するのかなという不安もありました」と期待と不安が入り混じった心境を言葉にした。
男たちとの数々の官能シーンにも体当たりで挑んだが、演じ切った感想を尋ねられると、水川は、「飛び込んでみてよかったなと思います。『やったことのないことをやりたい』と思うのは役者をやっていて大きな醍醐味だったりしますので。何かひとつ、自分の中でのステージがあがったような気がします」と目を輝かせた。
村上が演じた舞台演出家・志澤一狼太にとっては、脚本家である奈津は「愛弟子」的な存在であり、一狼太には、奈津を「解放」する役割もあるそう。村上は、一狼太と奈津の関係性について、「誤解を恐れずに言えば、調教といいますか、そういった部分もあります」と説明。「彼女も覚悟の上で、色々と何でも許してくれたので、僕も自由に、色々とやらせて頂いたつもりです」と、水川が覚悟を持って同作に臨んでいた様子を語った。
奈津と関係を持つようになる新進俳優・大林一也役を演じた柳は、「ベッドシーンも多かったし、踊るシーンもあったので」といい、体づくりをして撮影に臨んだことを振り返った。水川との官能シーンが話題にあがると、柳は「どう美しく見せるのかが非常に大事でした。『やっぱ、アクションだね』みたいなことを(水川が)おっしゃりながら……」などと撮影の様子を紹介。
水川も、「(キャスト、スタッフ、監督の)みんなでそのシーンを作るという感じが特に色濃く出るシーンだなと思いました」と述懐。「官能的なシーンで、もちろん官能的に見せなくてはいけないし、そういう感情にもならなくてはいけないと重々分かっていながらも、でも、やはり、アクションシーンをみんなで撮っているという感じはありますよね」と続けた。「普通に話しているとか、抱き合っているとかということよりも、この角度で、このタイミングでこういうふうにのけぞるとか、そうやった方が綺麗とか。脚の位置もこういうふうにした方がよいのではないかということを細やかにその場にいるスタッフとみんなでやりとりしながら、……なにかもう、“みんなで交わる”みたいな感覚はあります(笑)」と赤裸々トークを披露。村上が「画面では2人きりですが、周りに何10人という人がいるわけですから」とベッドシーンなどの官能シーンの撮影現場の状況を来場者に説明していた。
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