キャリアも経済力も手に入れたが独り身の真紀子(久本)と、若くして家庭に入ったものの自分の将来を見失っている葵(板野)。そんな二人が、怪しげなアイテム探しゲームのサイト主催者「真夜中の女神」をきっかけに出会い、人生を見つめ直す姿を描いた本作。
芸能生活35周年にして映画初主演の久本は「めちゃめちゃうれしいです。感無量です」と感激しきり。また、「可愛らしくて大好きな友ちゃんと出られることは最高」と喜ぶと、「友ちゃんにはクールなイメージがあったんですけど、こだわりがちゃんとあって、芯のある子」とその印象を語り、「まぁよく食べる!びっくりした」と意外な一面も暴露した。
なんでも、お弁当に加えて普通サイズのうどんまで食べていたそうで、久本は「育ち盛りか肉体労働者」とツッコみつつ、「それでこのナイスバディは許せない」とぼやいた。その言葉を受けて、板野は「撮影が冬で寒くて、すぐに消費しちゃうんですよね。食べなくちゃいけないと思って」と釈明した。とはいえ、すぐに「(普段から)結構食べるんです」と季節が関係ないことも明かして、会場の笑いを誘っていた。
そんな板野は、「どうしても板野友美が出てきちゃって、歩き方一つをとっても『それは板野さんっぽいから葵っぽく歩いてほしい』と言われて、葵ってどんな人なんだろう…と監督とすごい話しました」と撮影時を回顧して苦労も吐露。そして、「女性の幸せとは何なんだろうとすごく考えさせられる映画で、私自身、これからどうやって一人の女性として生きて行ったら幸せなのかな…と考えさせられました」と打ち明けると、「男性の方も考えさせられる映画だと思うので一度は観ていただけたら」と呼び掛けた。
この日は、7月9日に60歳になる久本と、7月3日に27歳になった板野の誕生日を祝うバースデーケーキがサプライズで登場。板野は「27歳を迎えてすぐに、この映画の上映があったりとかして、スタートをすごく素晴らしい形で切らせていただいたので、今年は飛躍の1年になったらいいなと思います。頑張りたいです」と声を弾ませていた。