仲里依紗、演技を「イメージと違う知的な感じ」と褒められ苦笑い

　「連続ドラマW　イアリー見えない顔」（WOWOWプライムにて8月4日よる10時放送スタート）舞台挨拶付完成披露試写会が10日、都内にある法政大学・市ヶ谷キャンパスで行われ、オダギリジョー、仲里依紗、黒島結菜、森淳一監督、前川裕（原作者）が登壇した。

　本作は、大学教授・広川誠司（オダギリ）の家の周囲で起きる不審な近隣トラブルが、やがて大学総長選挙の闘に絡みつき、日常生活を侵食していく恐怖を描いたアーバンスリラー。

　広川の妻の妹で広川と深い関係に陥る大学の人気講師・水島麗役の仲は、「大学に行ったことがないので大学生は尊敬します」と集まった大学生たちに敬意を表しつつ、「実際に大学に行っている方にわたしの講師役を見られることは緊張です。大学の講師はこんな感じかな？というイメージだけで演じたので、それが合っていたのか不安でドキドキしています」と告白。しかし、会場から盛大な拍手をもらうと安堵の表情を見せた。

　さらに、前川から「素晴らしい演技」と称賛されるが、「今見ている感じと全然イメージが違いますよ。すごい知的な感じが出ていて」と褒められているような、けなされているような言葉をもらうと、仲は思わず苦笑いし、会場からも笑いがもれた。すると前川は「こんなに格好いい先生はいるはずはないけど、いかにも大学の先生がしゃべっている感じで、知的なフレーバーが出ていて驚きましたよ」と続けながらも、「さすが女優だと思います。本当は知的な方だと思うけど、今日はわざと変えて…」と加えて、仲を「うれしいです」と喜ばせていた。

　一方、ホストクラブにはまって借金を負ってしまう看護師・六道菜々美役の黒島は、同世代が集まったイベントに「少し緊張しています」とはにかみ。役については「初めて自分の年齢より上の役をやったので、どういう風にしたら看護師っぽいかなとか、ホストクラブに行ったことがなかったので、どういう気持ちで行くんだろうとか、新しいことがいっぱい経験できました」と回顧。実は、プロデューサーとマネージャーとホストクラブにも行ったそうで、「楽しかったですけど圧倒されました。人を楽しませる話術がすごくて、はまる人ははまるんだろうなと感じました」としみじみと語っていた。