サッカーワールドカップ(W杯)ロシア大会。ポーランドと対戦した日本は、一次リーグ突破のため終盤はボール回しに終始。これに対し世界中からブーイングが起き、西野監督の采配にも非難が集まった。
試合翌日、監督は選手たちに、「ベスト16に上がれたにも関わらず、素直に喜べない状況を作ってしまって申し訳ない」と謝罪。だがここで長友が、まずは決勝トーナメントに行けることへの感謝の思いを口にしたという。
続いて長友は、2014年のブラジルW杯で一勝もできずに敗退したときの悔しさを回顧。それからの4年間、相当な思いでワールドカップに懸けてきたことを監督に涙がらに訴えたという。こうした長友の魂の言葉にチームの士気は一気に高まったと伝えられている。帰国会見の席上、西野監督は名前こそ挙げなかったものの、グループリーグ突破の翌日、「泣きじゃくりながら話してくれた小さな選手がいた」と言及している。
そんな長友は、同番組の中で、「仲間がいて、スタッフがいて、西野さんがいてベスト16に上がれたから、(監督には)謝らないで欲しかったんですよ」と打ち明けていた。