今日からダイエットを始めました。明日からと言わない自分を褒めてやりたいので、今夜はお腹いっぱい好物のトンカツを食べます。
だってこの暑さですよ、そりゃぁ食欲も失せて、みるみるうちに私の体も痩せ細るだろうって、そう思ってたのに。相変わらず今年も、私のわがままボディはご健在っす。
平成最後の夏も、何も変わらずに終わっていく予感・・・。
いや・・・!平成と共に生まれたオソサキカイが、そんなことではダメなんじゃないか?!言うなれば20代最後の夏でもある。せめて、この夏新しい事を経験したい。やはりこうなったらアレを出すしかないか。オソサキにはまだやったことのない「初体験リスト」なるものが3つほどあって、1つは潮干狩り。もう1つは東京タワー観光。そして最後の1つが、そう!夏の風物詩“流しそうめん”だ!
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そんな私の初体験は、やはり盛大に!熱く!やる気みなぎるものでありたい!
そこでやってきたのが赤坂バル横丁。ここで今日、たった1日、しかも2時間半しかやらないイベントが行われるのだと言う。なんて男気溢れるダンディズムな企画!しかし体がウズくのはそれだけじゃないぞ!このイベント、その名も『本気の流しそうめん大会』と言うのだ!
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中に入るとそれぞれの店舗が店を構える横丁スタイルで、その通路を約3メートル程はあるだろうか。流しそうめん専用の竹のレーンがドーン!
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更に一回曲がってドーン!
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この様に2面に渡り、度肝を抜く長さで設置してある。
赤坂バルの雰囲気もまた、縁日に来たような気分を盛り上げてくれて、テンション上がる~!
まずは各店舗を回り、7種類のつけ汁をGET!何種類かつけ汁が温かいのが気になったが、そうめんを飽きさせないつけ汁の多さは最高の計らいっすね!
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さぁ、割り箸を持ってレーン脇に立ったらスタンバイ完了!
「カモーン!私の準備はできている、いつでもきていいのよ!」
そしておねぇさんはこう言いました。
「先ずは、富山の清流そうめんながしま~す!いらっしゃいそーめん!」
「うひょっ~~!来た来た来た!そうめんが流れてきたぞ~!」
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流れてくるそうめんは、まさに清流の様にサラサラと竹のレーンを走り、涼しげなことこの上ない。それをマイ箸ですくい上げるのだ。
「いらっしゃいそーめん!くぅ~~~!何、コレ。快・感。」
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流しそうめんってこんなに楽しいものだったなんて・・・方々から笑い声が絶えない。
その笑顔を守る為、おねぇさんも必死にそうめんを流す。
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なんたってこの「そうめん流し職人」が一番大変だ。今か今かとそうめんを待ちわびて、ひな鳥の様にピーチくパーチく騒ぐ奴らのテンポに合わせ、一口サイズのそうめんを少しずつ流さなくてはならないのだから。
しかもその数はどんどん増えて行き、開始から30分足らずで会場の盛り上がりは最高潮に!
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見よ!大の大人達が本気で流しそうめんを楽しむ姿は最高だ!!
この日流れた手延素麺は、富山の清流そうめん、奈良の三輪そうめん、長崎の島原そうめん、岡山のかも川そうめんと、どれもちゅるちゅるとのど越しの良い4種類だったが、そうめんの味は正直わからなかった。すまん!
でも一つ分かったことは、そうめんのつけ汁は、冷たい普通の麺つゆが一番美味い!と言うことかな。味わうと言うよりも、全力で楽しむことに徹した初めての流しそうめん!
お兄さんは叫ぶ。
「みんな、ソーメンは好きかーーー!!!」
レスポンスするオーディエンス。
「大好きーーーーーーー!」
愛の通った初体験であった。
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この夏、そうめんを食べて思ったことが一つ。私まだやったことのない、初体験リストを見つけてしまった。まだ、“わんこそば”を経験したことがなかった。
よし!流しそうめんの次は、このわがままボディを引っ提げて、わんこそばにチャレンジだ!暑い夏はまだまだ続くぞ!