同作は、吉岡里帆が演じる新人ケースワーカー・義経えみるの成長を描いたヒューマンお仕事ドラマ。安定を求めて公務員になったものの、配属されたのは生活保護受給者と向き合う激務必至の「生活課」。えみるは、受給者たちの壮絶な人生に直面し、困惑しながらも奮闘。目の前で困っている誰かのために汗をかき、自立への手助けをしていく。
11日の放送で登場する梓(松本まりか)は、自分も生活保護を受けたいと申し出るが、えみるが失踪した理由を尋ねると態度が豹変。攻撃的な一面を見せ始める。梓を演じる松本は、同ドラマについて、「今までの回全てを見ましたがすごく発見があるドラマでした」とコメント。自身の役どころについては「すごく悩んだのは子供への愛はあるのに育児放棄してしまう母親の心理です。 でも実際、それがリアルにあると思うのです」と語った。
ドラマ『ホリデイラブ』では、狂気じみた役が話題になったが、「(今作は)表面上は全然違うかもしれない。だけど、男性に対して依存しているってところは一緒です。色々、梓の成分を出してみると、里奈と重なるところがありますね」とコメントした。
最後に「この人を更生させるのは、無理なんじゃないかって思う暴れ馬・梓と“成長したえみる”がどう戦うか。それと梓の心の葛藤が垣間見えるところは、人間らしく、その人が育ってきたなりの精一杯の感情がでています」と見どころを語った。
松本の登場するドラマ『健康で文化的な最低限度の生活』第9話は、11日よる9時からカンテレ・フジテレビ系で放送。