今や多くのヒット作を生み出す福田だが、プライベートでは妻の言いなりだそう。さらに「福田監督の作品は奥様がキャスティング」というタレコミ情報がもたらされると、スタジオは騒然。だが福田は「それが、てきめんに当たるので……」と告白。
そんな福田は、ムロとの出会いについて振り返った。それは2008年に手がけたドラマ『33分探偵』(フジテレビ系)。この中で、まだまったく無名だったムロが、子どもの誘拐犯として起用されていたという。その子ども役に、子役をやっていた自分の息子が選ばれたため、妻も引率で撮影を見学。
すると帰宅後、妻から「今日、ムロツヨシくんという素晴らしい役者に会ったから、明日会ってきなさい」と命じられたという。しかも「これからずっと仕事するかもしれない人だから」と執拗に迫られ、福田は翌日ムロと焼肉店で対面した。そしてちょうどその時、準備中の映画で決まっていなかった役がムロに適していると思い、その場でオファー。以来、自分の作品には1本残らず出てもらっていると福田は語った。
佐藤二朗との付き合いは、福田が手がけた舞台から始まったそうだが、こちらについても、「うちの奥さんが大好きなんで、ずっと言われてるのが『ムロと二朗は手放すな』っていう……」と明かし、笑いを誘っていた。