安田顕、「"愛"を見たことがあるか?」と聞かれ…… | RBB TODAY

安田顕、「"愛"を見たことがあるか?」と聞かれ……

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『愛しのアイリーン』/9月14日(金)TOHOシネマズ シャンテ他にて全国ロードショー!/(C) 2018「愛しのアイリーン」フィルムパートナーズ/配給:スターサンズ
『愛しのアイリーン』/9月14日(金)TOHOシネマズ シャンテ他にて全国ロードショー!/(C) 2018「愛しのアイリーン」フィルムパートナーズ/配給:スターサンズ 全 11 枚
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 9月14日公開の映画『愛しのアイリーン』の公開記念舞台挨拶が、本日15日10時より都内で行われ、主演の安田顕、木野花、伊勢谷友介、吉田恵輔監督(※吉は土よし)、原作者の新井英樹が登壇した。


 MCから安田へ、舞台挨拶や取材などで「自身の代表作となった」と発言したことについて聞かれると「撮影現場の雰囲気や熱量から、代表作になる“かも”という手ごたえはあったが、完成してみないと何とも言えませんので、映画を観た皆様にご判断して頂きたいです」と、作中で演じる岩男に似た謙虚な姿勢を見せた。そんな息子を溺愛する母ツルを演じた木野は、今までのイメージからはかけ離れたキャラクターを演じたことについて「最近は優しい母やおばあちゃん役が多かったが、“鬼になれ”との監督からの要望に応えました」と語り、会場をわかせた。

 岩男とアイリーンの間を引き裂こうとする塩崎を演じた伊勢谷は「こういう役回りばかりなので慣れています」とユーモラスに語り、「昨今のドラマ作品には無い緊張感の中、全員で気持ちを高めあっていたのでその場にいることができて幸せだった」と真剣な面持ちに切り替え語った。そんな作品を手がけた吉田監督は、初めて原作漫画に出会ってから20年の構想を経て完成したことについて「初めて原作に出会った時にはそれまでで一番衝撃が走り、10年間どこに持ち込んでも映画化は実現できなかった。それは原作の新井先生が20年先を行く漫画を描いたからであり、やっと時代が追いつき、映画化できたのだと思う」と長年の思いをかみしめた。

 さらに、MCから「愛なんて誰がみたことあるの?」という新井の疑問から生まれた同作にちなみ、登壇者へ「"愛"を見たことがあるか?またご自身の愛に対する定義のようなものはあるか?」というお題が出されると、木野は「愛とはエゴだと思います。今回ツルの役を演じてこういう愛もあるんだなと勉強になりました」と語り、「この映画のテーマにも通じる欲望や執着だと思います」と吉田監督が続けた。また、伊勢谷が「いくつもの愛があったからこそ今の人類がいるのだと思います」と熱く語るなど、まじめなコメントが続いたあと、安田は「先日、北海道で停電が続いた際、風俗店が無料でお風呂を貸し出したことを聞いて、無償の愛を感じました」と安田節を炸裂させ、会場を笑いにつつんだ。

 最後のあいさつとして吉田監督は「ぜひ多くの方に観て頂きたいです。できれば新井先生の原作も読んで頂き、映画との違いも楽しんでいただけたら嬉しいです」と語り、安田は「初めて完成作品を観たときに“すごいな”と感じたが、昨日の公開初日に自分の父親も北海道の劇場で観てくれて“すごかった”と同じ感想で驚きました。これからいろいろな人に観てほしいですし、みなさんがどう思うのか楽しみです」と、安田家の“家族愛”エピソードを交えながら、映画のヒットを願い、締めくくった。映画『愛しのアイリーン』のは、現在公開中。

《KT》

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