椎名林檎が作詞・作曲を手掛けた新曲のタイトルは「獣ゆく細道」。依頼を受けた椎名がもっとも重んじたのは、番組視聴者に残される後味。現実社会で戦う彼らの迎える夜明けを想像しながら詞曲を書いたという。さらに、今回、椎名たっての希望により初共演となるアーティストが客演として迎えられた。果たしてどんな楽曲に仕上がっているのか。10月1日の放送で明らかになる。
「news zero」テーマ曲作成について椎名は「喜び勇んでお受けしたもののいざ取り掛かろうとしましたらいきなりぽつねんとひとり、果てしない荒野へ取り残されたような不安に苛まれました。おそらく生きるとは、こういうことです。それで、今回は、まさにその真っ暗な所から、見通しの利く所へ辿り着くまでの道程を描くことにしました」と振り返った。
また、「獣ゆく細道」を書くにあたってサッカー西野ジャパンの名場面が幾度かよぎったとのことで、「脳天から爪先まで知性を宿す彼らみな兎に角眩しかった。そこに至る彼らの目にした風景を想像する過程が本作にとっては何か正当な近道に思えたのでした」と曲を作る上での思いを明かし、「こうしてアイデンティティを持ち始めた曲がある詩人の筆致を求めていることに、私はじきに気付きました。その人物がこれまで発して来たメッセージを、この曲の中で一度、私なりに要約できないだろうかと考えたのです。そのうえ、一緒に唄ってもらえたらどんなによいだろう、とも。それらの結果は番組放送時どうぞみなさまご自身の感覚でお確かめくださいませ」と結んだ。
「獣ゆく細道」は10月2日でiTunes、レコチョク他、各主要音楽配信サイトで順次配信開始される。