IKKOは自分に課していた努力として、「所作の綺麗な人たちを見ていた」と告白。また「綺麗なところに目を置いていく」とも表現し、「綺麗な洋服を買えなかったら触るだけでも、というふうに思っていた」と回顧。以後、檀ふみや余貴美子など、大女優からヘアメイクの依頼がかかるようになり、メディアはそのメイクアップ術を「IKKO流」と評価し始めた。
その勢いで、もともと勤めていたヘアサロンから独立したIKKO。当時「弟子は15人ぐらいいた」と振り返り、さらに「その子たちを食べさせていくために、大体ひと月1000万ぐらいは稼がないと。裏方のヘアメイクで、ひと月1000万近く稼がなきゃいけないってすごく大変で」と、1000万に近い利益をあげていたと明かした。
だが一方で、「イヤな女だったと思いますよ、一時期」と語り、スタッフに厳しく当たっていた時期もあったと話していた。