それは中村が高校1年生の時。相手は同級生だったらしいが、久本雅美から「好きだったんだ?」と聞かれると、「そうです」と即答。「好きと思っているうちは好きなんで」と、とにかくアタックし続けたと振り返った。
久本から「回を重ねるうちに言い方も変わっていったのか」聞かれると、「そのへんの器用さがないんですね」と明かし、ストレートに「好きだ!」としか言えなかったそう。
しかも一度フラれてから「また1週間後に『好きだ!』」と再チャレンジしていたと言うと、共演者も「早っ!」と驚き。ちなみにその6回の告白は、高校入学から半年間の出来事だったという。
そして秋の文化祭。下校時刻、その彼女は、「教室の後ろの窓側で、嘘みたいにキレイな夕陽の中、揺れるカーテンの中、別の男とニコニコしながら喋っていた」という。
これを見て中村は初めて「あっ、ダメなんだなと気づいて、教室のドアを閉めて帰りました」と語り、「あんなにきれいな夕陽……残酷でしたけど」と、今でもその夕陽を鮮明に覚えていると話していた。