高校時代、カナダに留学中だった虹郎は、父である村上淳とSkypeで頻繁に会話。すると父から、「ある監督が虹郎で何かやりたいと言っている」と持ちかけられ、帰国後に対面。それが河瀬直美監督だったという。
だが結局、河瀬監督が立ち上げた作品は虹郎の直接指名ではなくオーディションだったのだとか。そこに参加した虹郎はあえなく落ちてしまったが、「なんでもいいです、雑用させてください」と懇願すると、運よく美術部に在籍することになったのだという。
続けて村上淳がその後の展開を明かし、「ある日、(虹郎が)美術部で働いている姿を見て、(河瀬監督が)『主役で使いたい』(とオファーしてきた)」と回顧。しゃべくりメンバーは裏方からの大抜擢に「すごいランクアップ」「どういう流れ?」と驚いていた。
しかもそのデビュー作『2つ目の窓』では、村上淳と親子役を務めたことが分かると、さらにどよめきが起きていた。