その恩人とはテリー伊藤。純烈は2007年デビューするもCDが売れず、レコード会社は2年でクビ。キャバレー回りが続き、解散しようとしていた2012年、たまたま客として来ていたテリーから「今の時代にムード歌謡って面白いじゃん」と言われ、「続けてよ」と激励されたという。
さらにテリーはそんな彼らを自分のラジオ番組にゲストで呼び、応援し続けたという。そんな地道なバックアップのかいあってか、純烈はようやくブレイクした。
この日、純烈と5年ぶりに再会したというテリー。現れるや「やりましたねー!」と念願の紅白初出場を祝福し、メンバーそれぞれと握手。リーダー酒井一圭は「俺もう泣いちゃうわ……」と涙声。テリーの手を握ったまま泣き崩れ、うつむいていた。
改めて酒井は「テリーさん、あれ(応援)がなかったら純烈終わってました。だから本当に…」と感謝を述べると、テリーは「俺は関係ないよ。みんなが頑張ってたから……」と彼らの努力をねぎらっていた。