ショートプログラム(SP)2位だった坂本はこの日、最終滑走。スピードのあるスピン、高さのあるジャンプを連発。ダイナミックさに、しなやかさが加わった演技で観客を魅了。得点発表の瞬間、好記録に思わず声をあげる一幕もあった。
一方、16歳の女子高生・紀平梨花(関大KFSC)は、SPでは不発だったトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)を2度成功。さらにスピン、ステップも美しく、ほぼノーミスで演じ切り、155.01点をマーク。合計223.76点の高得点で2位につけた。
SPでは首位の宮原知子(関大)と8,01点差も開けられた紀平。史上最大の逆転優勝が期待されたが、坂本の前にあと一歩及ばなかった。
また今大会5連覇を狙う絶対女王・宮原はSP1位で折り返したが、このフリーではタイミングが合わない箇所もあり、3位に沈んだ。