2014年、『野のなななのか』で、尊敬する大林宣彦監督作品に初参加した常盤。その際、マネージャーを同行させず、役者1人で現場入りすることが大林組の決まりだったという。それは、言いたいことは撮影スタッフに直接伝えてもらうことが狙いだったそう。
もちろん他の監督の映画でも、役者が1人で運転してきて現場に入り、自分のシーンだけ演技して帰っていくことはあり、常盤は以前から「大人になったら、ああいうのやりたい」と憧れを抱いていたという。
一方で、「連続ドラマをやりながらはできなかった」と、立て続けにオファーが舞い込む状況では映画出演が叶わなかったと言及。「30になったぐらいで、『そうか、仕事の内容を変えればいいんだ』と思って」と、30歳前後を機に思い切って、映画の仕事も積極的に受けるようになったと回顧。「それで連続ドラマをお休みというか、ちょっとこのぐらいで(小休止した)」と振り返っていた。