ラストアイドルは、秋元康が新たな大型アイドルグループをプロデュースすべく立ち上げた、前代未聞のオーディション番組。昨年10月からは『ラスアイ、よろしく!』という新たな番組タイトルのもと、52名が“バラエティー”というフィールドで個性を発揮してきたが、今回は“歩く芸術”=団体行動に挑む。約50年もの歴史を誇る“歩く芸術”。2009年、その様子は、YouTubeで動画がアップされるや否や、その一糸乱れぬ演技が注目を集め、テレビ朝日が密着取材して話題となった。
見どころは、名物監督・清原伸彦氏(77歳)と若者たちの緊迫感あふれるやり取り。監督による熱血指導を受けて若者たちが成長を遂げ、その人生観をガラリと変えていく様は、多くの感動を呼んだ。現在、日本体育大学名誉教授である清原氏は、1984年のロサンゼルスオリンピックで水球競技日本代表監督を務めたほか、長年にわたって学生たちの団体行動パフォーマンスを研究、指導。2014年のソチ・パラリンピックの開会式ではロシア人ダンサーを指導し、そのパフォーマンスは全世界に中継された。
番組では、そんな清原監督のもと、団体行動に挑むラストアイドルに密着ドキュメント。メンバーたちの“人間的成長”や“本気度”を映像化。過酷な特訓の中での、壮絶なサバイバルと人間模様が余すところなく放送される。花形演技は、“交差”とよばれるもの。2つの隊列が早歩きのスピードで見事に交差した直後、今度は後ろ歩きでの“交差”を決める。はたして、ラストアイドルたちは“チーム”になれるのか?!
メンバーの朝日花奈は、団体行動に挑戦すると聞いた感想について「私は今までいかに楽をして生きていこうかという人間で、疲れるなと思うことから逃げて来たのですが、今回はそういうわけにも行かないので、不安しかないです」とコメント。清原梨央は、「団体で行動するのはアイドルにとって必要なこと。今はまだ『やってやるぞ』という気持ちにはなれていないけど、私自身、今まで限界の手前で諦めることばかりだったので、自分に足りない精神的な面や体力を鍛えられたらいいなと思います」とコメントを寄せている。