エリザベスカラーは透明なプラスチック製で、直径が約30cm、長さが22cm。装着方法は金属ホックでとめた後、ガムテープで外れを防ぐようにします。
手術痕を舐めるのはしっかり防ぐことが出来ますが、食事や水飲みもカラーが邪魔になるのでその度に外すことに。またカラーがいろいろな場所に干渉し視界が減るなど、かなりストレスになっているようです。
そこで犬友から評判を聞いていた、エリザベス服というものを試してみることにしました。
Amazonで注文すると、翌日には到着。今回はfull of vigorの「犬用 術後服エリザベスウエア」小型犬、男の子用です。
ハッピーのスリーサイズは［首まわり:29cm／胴まわり：50cm／着丈：43cm］、体重は8.9kgなので、NLというエリザベス服のサイズにしました（4,212円・税込）。
男女別やサイズも豊富なので、間違えないように選びます。
エリザベス服はこんな感じ。左の画像が上から見たもの、右の画像が下からです。
特徴としては、首の後ろが女性服のタンクトップをヒントに考案されたという「バッククロスデザイン」になっており、首周り、胸周り、着丈に柔軟にフィットして脱げにくくなっています。素材は伸縮性が大変良い抗菌素材で、通気性も有るので夏場も問題ないと思います。
同梱されているパンフレットには画像で着せ方が説明されています。またinstagramやLINEでサイズ情報を見ることが出来るのは有り難いですね。
到着した服を早速ハッピーに着せてみます。
伸縮性が良く薄手の素材なので、慣れると簡単に着せることが出来ました。頭と前足を通した後、後ろ足を入れて背中のマジックファスナーを止めれば完了。強く圧迫されるような場所も無いようで、体にしっかりフィットします。
服のデザインも可愛いのですが、カラーが男子用は水色しか無いので、カラーバリエーションが増えるとより楽しくなるかと思います。
普段からウエアを着る機会が多いハッピーには違和感が無いようで、この服にも直ぐ慣れました。手術した場所を最初は少し舐めましたが、しばらくすると気にならなくなったようで一安心。
服を着たままで大小便が出来るのも助かります。また腹部をしっかりガード出来るので、お腹が汚れやすいワンコの散歩服にも使えそう。
もうすぐ動物病院で抜糸ですが、雪が降った翌朝にエリザベスカラー無しで楽しく近所を散歩出来ました。
エリザベスカラーが苦手のワンコは、試してみる価値がありそうです。
【筆者プロフィール】礒野登希夫（Isono Tokio）
東京生まれ、栃木県在住。1977年、本田技術研究所に入社。二輪、汎用、四輪の開発と商品企画を担当。2000年頃よりペット用クルマや商品の企画も。2015年からホンダアクセスの広報担当、その後退社。20年前から愛犬とのドライブを楽しむ。
