中島美嘉の名曲「雪の華」を大人のためのラブストーリーとして映画化した同作は、東京とフィンランドを舞台に、余命1年を宣告された美雪(中条)と、ガラス工芸家を目指す悠輔(登坂)の運命の恋を描く。
登坂らは、約600人の観客の前に登場。主人公の二人や家族の愛に「涙」した観客が多いという反響を伝えられた登坂は、「演者としては、すごく嬉しい気持ちです」とにっこり。
「『雪の華』という、いろんな方に愛され続けた歌と向き合うことができて、僕自身、貴重な体験になりました。この映画も、誰かの映画として長く生き続けてくれたらなという願いあります」と同作をアピールした。
中条は、「私も先日、普通に映画館に行って、お客さんの中に混ざって(本作を)見たんですけど、悠輔が美雪に手をふるところで笑いが起きたり、お母さんとのシーンで涙する方を見ることができて、やっていて良かったなって気持ちになりました」と声を弾ませた。
作品にちなみ、「最近、涙したことはある?」とふられると、「先日誕生日だったんですけど、その時に登坂さんと監督にもお祝いしていただいて、泣けるくらいに嬉しかったです」とエピソードを披露。登坂は「僕はツアーとかライブで泣いたくらいですかね」と照れくさそうに明かした。
「バレンタインデーにキャスト陣にプレゼントをあげるとしたら、誰にあげたい?」と聞かれた中条は、「どうしようかなあ~。やっぱり~…」ともったいぶると、ちゃめっ気たっぷりに「お母さん(高岡早紀)に」とにっこり。
登坂は「おい!」と突っ込みつつ、「俺、ハマケン(浜野謙太)さんだったら、本当にくやしがってたよ」と本音を吐露して、笑いを誘った。
また、同作の舞台となったフィンランドでは「バレンタインにチューリップを贈る」という慣習に習い、中条と登坂が抽選で選んだ観客に、白いチューリップの花を手渡す一幕も。
さらに、イベント終了後は、登坂が観客に「感謝の気持ちを込めまして、今日はみなさんが帰るのを“お見送り”させていただきます」とサプライズを発表。
二人が観客一人一人に「ありがとうございます」と笑顔で手を振りながら“お見送り”をすると、ファンは悲鳴を上げ、涙するなど、歓喜のムードに包まれた。