同ドラマでは、発行部数250万部突破のベストセラーである、山崎豊子著『二つの祖国』を、民放で初めて映像化。1900年代、第二次世界大戦前・中・後のアメリカと日本を舞台に、歴史に翻弄されながらも、激動の時代を生き抜いた日系アメリカ人二世たちの、愛と奇跡の感動巨編を壮大なスケールで描く。
主演は、テレビ東京ドラマ“初”主演となる小栗旬。日系二世で、ロサンゼルス・リトルトーキョーの日本語新聞社「加州新報」の記者である主人公・天羽賢治役を演じる。また、アメリカ人であると同時に日本人であることに誇りを持つ賢治(小栗)と、ムロツヨシ演じる、アメリカで成功するため日本人であることを捨て去ろうとするチャーリー田宮。数々の作品で共演を果たしてきた小栗とムロが、これまでとは全く違うシリアスで微妙な人間関係を演じていく。また、すでに松重豊、麻生祐未、原菜乃華、高良健吾、新田真剣佑らの出演が伝えられていた。
そして、このほど新たに出演が決まった4人。日系二世で、日本語新聞社「加州新報」での賢治(小栗)の同僚であり、懸命にその人生を生きた極めて純粋なヒロイン・井本梛子役を多部。日系二世で賢治の妻であり梛子(多部)の友人・天羽エミー役を仲。梛子の妹・井本広子役を池田エライザ。チャーリー(ムロ)の妹・小田万里子役を橋本が務める。
多部は同ドラマについて、「監督は『これは青春の物語だ』ということをよくおっしゃっています。正直、哀しい物語だと思う部分もありましたが、 その中でそれぞれの人生を生きる主人公たちの『若者の青春』の部分を大事に見て欲しいです」と呼びかけ。仲は、「とても有名な大作で、若い子には『難しいのかな』と思われてしまうかもしれませんが、平成も終わりますし、日本の歴史でこういうことがあったということを、このドラマを通して若い人たちにも知っていただきたいです。日系二世の ことは教科書にはあまり載っていないことなので、そういうことを知るきっかけになればいいなと感じています」とコメントを寄せた。
ドラマ『二つの祖国』は、テレビ東京系で3月23日、24日の2夜連続放送。