今回の舞台挨拶は、同作のテーマの1つでもある“郷土愛”にちなんで、一般の方が“応援したい”と思った劇場に投票するキャンペーン「地元-1グランプリ」の表彰式と同時に開催。グランプリの副賞は、二階堂とGACKTを劇場に呼べるという特典が用意されていたため、熾烈な争いが起きていた。事前に応募のあった劇場は137。今回、舞台挨拶の会場となった「新所沢レッツシネパーク」がグランプリを獲得した。そして授賞式では、主演の2人からこの日のために特別に作られたお手製感満載の襷と、なんとなくどこかの量販店で観た事のある王冠が贈呈された。
グランプリを受賞した「新所沢レッツシネパーク」は、2年前のリニューアルでコンセプトを一新。通常空席になりがちな前方に、リクライニング付きのシートを供えていたり、最前列には、冬場は炬燵で映画を鑑賞できる「コタツシート」が備えられているなど、かなり「くせが強い」劇場。今回の舞台挨拶の報道陣の取材場所が、そのコタツシートエリアだったことには、普段あまり感情表現をあらわにしないイメージのあるGACKTも、笑いをこらえきれず、「今年一番ツボった」と爆笑。会場も笑いに包まれた。さらに、客席から「座って!」というお願いも飛び交ったが、これには「考えておく」と一蹴。
二階堂は同作について、「公開2日目を向かえて、たくさんの方たちにこの映画が観て頂き始めていると周りの方たちから聞いて、とてもうれしく思いました。初日には初めて大入り袋をいただきまして、今まで関わった映画で、こういったものをいただくのは久しぶりだったので、もっともっとたくさんの方たちに観ていただいて、楽しんでいただきたい作品です」とコメント。GACKTは、「何度も足を運んでいただき、映画館でしか味わえないスケールを是非楽しんでください。武内監督のこだわりを感じる細やかなネタが随所に出ている作品になっています」と映画の内容をPRした。映画『翔んで埼玉』は、現在公開中。