折り曲げディスプレイや飛び出すインカメラなど……MWCで見つけた「変わり種スマホ」動画レポート | RBB TODAY

折り曲げディスプレイや飛び出すインカメラなど……MWCで見つけた「変わり種スマホ」動画レポート

MWC19には折り曲げられるフレキシブル有機ELディスプレイの特徴を活用した「折り曲げられるスマホ」がいくつかのスマホメーカーから発表された。動画を交えながらご紹介したい。

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MWC(c)Getty Images
MWC(c)Getty Images 全 11 枚 拡大写真
 世界最大の携帯通信関連の展示会「MWC19 Barcelona」がスペイン・バルセロナで2月25日から開催されている。今年からイベントの名称が「Mobile World Congress」から変更され「MWC」となった。もちろん”M”は“Mobile”のことを指しているのだが、敢えて表に出さないことによって、もはや5Gの時代にはモバイル端末だけでなく生活インフラやIoT、自動車に工場設備などすべてのものが高速無線ネットワークにつながるのだということをアピールする狙いがあったのかもしれない。

 2019年からいよいよ世界の一部国・地域で5Gの商用サービスが始まることもあって、今年のMWCは5G一色に染まっている。もはや5Gの特徴のひとつである「高速・大容量・低遅延」が活かせるデバイスはスマホだけではないのだが、それでもやはりイベントの花形はスマホであることに変わりはない。

 しかしながら従来の一枚板のデザインをしたスマホにはMWCに集まる“ツウな人々”はもう飽き足りないからということなのだろうが、今年は折り曲げられるフレキシブル有機ELディスプレイの特徴を活用した「折り曲げられるスマホ」がいくつかのスマホメーカーから発表され大いに注目されている。当レポートで動画を交えながらご紹介したいと思う。

■世界初の5G対応折り曲げスマホ「Huawei Mate X」

 MWCに合わせてファーウェイは8インチのフレキシブル有機ELディスプレイを搭載する折り曲げスマホ「Huawei Mate X」を発表した。折り曲げた状態で本体の外側にぐるりと画面が展開する。前後の画面をそれぞれ6インチ台のディスプレイとして活用することもできる。

ファーウェイ「Mate X」


8インチのフレキシブル有機ELディスプレイを搭載


 本体が薄く・軽く、折り曲げたときに背中どうしがぴたりと重なる美しいデザインが特徴だ。まだ仕様が確定していない部分も多いが、5G通信に対応する形で6月ごろにグローバルモデルが発売される予定。日本市場への導入は未定となる。2,299ユーロ(約28万円)と、スマホの常識を覆すプレミアム価格であるところにも注目したい。デザインはほぼ最終形とみていいだろう。動画では本体が開いてフラットで継ぎ目のない1枚のディスプレイに変わるところに注目してほしい。



■実は元祖折り曲げスマホ「FlexPai」

 中国のROYOLEという、もともとフレキシブル有機ELディスプレイを使った製品を業務用、車載など多方面に展開していたブランドが昨年に発表したスマホ「FlexPai」がMWCでも注目されていた。

Royoleの「FlexPai」


折り曲げるとコンパクトになる


 本機も7.8インチの有機ELディスプレイを曲げて本体の外側に展開する仕様。曲がりきったときにフラットにならず、少しU時型が残るところがファーウェイの端末との違いだ。実機に触れて試してみた限りではスムーズに曲げられるので手応えは悪くない。動画でもすうっと曲がる様子にご注目いただきたい。本体も見た目ほど重くはなかった。

実は折り曲げスマホとしては元祖になるFlexPai


 購入はROYOLEの地元である中国のリアルショップで可能なほか、同社の直販サイトで受け付けている。価格は1,388ユーロ(約17万円)。



■サムスンからもスタイリッシュな「Galaxy Fold」

 サムスンはMWCより一足早くアメリカで主力モデルの「Galaxy S10」シリーズの発表会を行った。その中に折り曲げスマホがラインナップとして加わった。グローバルでは4月に2,000ドル(約22万円)から発売が始まるようだ。

サムスンのGalaxy Fold


 本機は7.3インチのフレキシブル有機ELディスプレイが本体の内側にあって、外側にもう一枚の4.6インチ有機ELディスプレイが「カバーディスプレイ」として配置されている格好。4.6インチのディスプレイはアスペクト比が21対9と縦長なので、本体もやや面長に見える。

 ただ、MWCの会場で本機はガラスケースに閉じ込められた状態で展示されていて触ることができなかった。動画はそのケースを映したものになるが、雰囲気だけでも参考にしてもらえたら幸いだ。

■LGからハンドパワーでインターフェースを操作できるスマホ「LG G8 ThinQ」

 LGが発表した新製品「LG G8 ThinQ」は、本体の折り曲げとは関係ないストレートデザインのスマホだが、ひとつ動画映えする面白い機能を搭載しているのでご紹介したい。

LG G8 ThinQ


 「Z Camera」と呼ぶフロントカメラが人の手のひらの動きを上下左右、奥行き方向20cmまでの動きに反応して、画面に触れることなくハンドジェスチャーで操作できる「Air Motion」を初搭載している。

ハンドジェスチャーによる操作が可能だ


 できる操作はスクリーンロックの解除、音楽プレーヤーの曲送りやボリュームのアップダウン、カメラのシャッターを切ることなど。これぐらいの操作ならスマホを手で触れてやった方が速いよねと思うかもしれない。確かに現時点ではそうだろうが、「Z Camera」によってできることはこれからどんどん増えていくだろうとLGエレクトロニクスでは将来を見通してコメントしている。つまりスマホによるインターフェース革命がここから始まるというわけだ。もし20cm以上の距離の動きも検知できるようになったら、スマホをテーブルに立てかけたままにして人感センサーのようにセキュリティや、スマート家電のリモコンとしても活用できるようになるかもしれない。ぜひ本機の提案がヒットして、今後も継続的に進化を続けて欲しいと思う。



■シャオミもフロントカメラが飛び出すスマホを発表

 中国のシャオミは、日本で販売されていないメーカーなのでやや馴染みが薄いかもしれない。同社は全画面スマホにいち早く挑戦したり、今回も5G対応の端末を今年の前半までに発売することを予告した。その端末が「Mi MIX3 5G」だ。

シャオミのMi MIX3 5G


シャオミのMi MIX3 5G


 5G対応についてはひとまず置いておくとして、本機の面白いギミックを動画でお見せしたい。フロントが約6.39インチの有機EL全画面デザインとなっているが、セルフィなどに使うインカメラが見当たらない。前後で2枚の板を重ねたようなデザインとなっている本体の、背中側をグリップして縦にスライドさせると後ろ側からデュアルレンズのカメラが顔をのぞかせる仕様だ。全画面デザインを美しく活かすためにノッチ(切り欠き)を設けず、どのようにインカメラをレイアウトするかはスマホメーカー各社の腕の見せどころになっている。同様の飛び出しタイプのカメラを採用する端末にはOPPOの「Find X」もあるが、今後各社がどんな工夫を凝らしていくのかが楽しみだ。

《山本 敦》

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