4か月ぶりの復帰戦となる羽生は冒頭の4回転サルコウが2回転になるなど不安な滑り出しだったが、その後はほぼ完ぺきな演技で滑り切った。だが冒頭が無得点になるなど精彩を欠き、94,87点で3位。
1位は前回王者のネイサン・チェン(アメリカ)がその貫禄を遺憾なく発揮。ダイナミックなパフォーマンスで観客を巻き込み、107,40点をマーク。2連覇へ弾みをつけた。6位は宇野昌磨(トヨタ自動車)の91.40点。
羽生は試合後のインタビューで、「集中できていなかった。たくさん練習を積んでいると思っているが、結果が出ないということは積めてないということ」と反省。「日本という地で完璧なプログラムを滑り切れなかったことは、すごく悔いが残っています」と吐露し、「この悔しさはあさってに取っておいて」と、23日に行われるフリーでの巻き返しを誓っていた。